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2003年5月のメモ
- 最終更新:
2003年 6月 2日 (月曜日) 23時03分
- Vineはデザインなども格好いいのだが,EP-7KXAのオンボードサウンドチップのドライバはデフォルトでは入っていなかったので,CMediaのサイトからダウンロードして,説明にしたがってコンパイルしようとしたのだが,うまく行かなかった。カーネルの再構築が必要なのかもしれない。たぶん,オンボードチップを使うのでなくて,普通のサウンドカードを使えば,もっと簡単だったろう。
- Vine Linux 2.6をインストールしたら,インストーラのメッセージが完全に日本語化されていたので感心した。早速R-1.7.0.tgzをconfigureしてmakeしたら(Vineは全部入れるというインストールでもg77を入れてくれないので,ringサーバのVine-plusディレクトリからgcc-2.95.3-g77のrpmをダウンロードしてrpm -iでインストールする必要があった),できあがった実行コードは,Debian版で報告されているのと同じ,つまりoptions(digits=22); piで22桁表示という動作をした。R-jpで話題になっているように,WindowsやFreeBSD(4.5R上でコンパイルしたもの)やMacではもっと短い桁数(ただしそこまでは正しい)しか表示しないのだが。Mac版ではinstall.packages()関数が動かないらしいが,他にもOSによって違う点があるのだろうか。
- ISO挑戦会議のメーリングリストを作るとか,学生へのコンピュータ貸出しをするとか(古いDSTN液晶のThinkPadが何十台か置いてあるのだが,考えてみればあの部屋をコンピュータ演習室として学生が活用できるように変えればいいのだな。サーバは本部に統合する筈だから,それで問題ないと思う),組みあがったコンピュータにVine Linuxをインストールするとかしていたら,写真を撮りに行く暇がなくなった。仕方ないので東京出張に背広を着ていって,東京の写真屋で撮ることにした。
- 日本Apacheユーザ会によると,Apache HHTPDの新バージョン2.0.46がリリースされたとのこと。バージョンアップしなくては。
- その後統計相談を経て昼食(朝飯の残りを持ってきたご飯と豚肉ピーマン茄子炒め)。最近コーヒー豆を切らしているので凍頂烏龍茶を飲んでいるのだが,美味だ。食事にはコーヒーより茶の方がfitする。
- 木曜は朝から会議。ISO14001認証に挑戦するという。あれはPDCAサイクルが鍵だから,チェックが経営者のアクションに反映される保証がないと駄目なはず。強制力のある環境管理組織が必要だが,できるのか?
- またも完全に徹夜。体に悪いと思われる。今日の講義では声まで枯れてしまった。自転車店に電話をしたら修理は完了しているというので,昼飯ついでにEspressoを引き取ってきた。後輪のチューブとゴムを交換し,後ろブレーキのワイヤを交換し,その他いろいろ調整してもらって5,500円で済んだので,思ったより安かった。そのまま庶務課で海外出張の手続きについて問い合わせ,大学院教授会に出て(15分で終わった),研究室に帰ってきたら,備品として注文した液晶ディスプレイが届いていた。暫くネットワークがらみの仕事をしてから,海外出張のために必要な証明写真を撮ってもらおうと,暑さにもめげず背広・ワイシャツ・ネクタイという姿(公用旅券の発行に必要とのこと)で写真屋に行ったのだが,目当ての店は既に閉まっていて企画倒れに終わった。仕方がないのでスーパーで米を買って帰り,食事をしてから再び研究室に来た。これから疫学講義資料をhtml化すると同時に作業用のコンピュータを1台立ち上げようと思う。Vine Linux 2.6にする予定。
- ハーヴァードの林さんのおかげで,Rcmdrが日本語Windowsでも動くことがわかったので,よく調べてみたら,carライブラリをインストールしておけば良かったのだった。学生などに薦めるときに重宝しそうだ。
- 自転車が直らないと食材を買いにいけないし,米も尽きてきたので,久々に晩飯はポプラの弁当にした。1ヶ月に1度くらいは仕方ないだろう(できるだけ自炊するようにしているが)。
- 研究室の壁に突然大きな虫が現れたので驚いた。どこから入ってきたのかわからないが,調べてみたらヨコヅナサシガメらしかった。美しいといえないこともない,という点では,この前のムカデといい勝負かも。検索してみたら,世の中にはこの虫を飼っている人が何人もいるらしい。さっきは窓の外にジョウカイボンがついていたし(後でこのページを見て,足の色を見ておけば良かったと後悔した),本当にこの大学は自然の中にあるところだと思う。
- 長野県では,ブラックバス再放流禁止の当面延期(信濃毎日新聞)とか。実は,長野県内水面漁場管理委員会は,生きたままブラックバスとブルーギルを採捕した水域から持ち出すことを禁止しているので,ブラックバスやブルーギルが釣れてしまった場合の現状での選択肢としては,殺すか再放流するかしかない。土に埋めればいいのだが,水槽飼育はこの指示に違反していることになる。問題はこれらの放流が在来生態系を壊す点にあるので,放流を禁止するのが本質で,死ぬまで飼えば水槽飼育は問題ない筈だが,密放流が後を絶たないので,殖える可能性を元から絶とうということだろう。再放流を禁止することになると,外道として釣れてしまった場合は殺すしかなくなるので,当面延期は,生きた魚を殺すことに抵抗を感じる人がいる点に配慮したのだと思われる(釣り文化の否定だという意見も相当にあったかもしれないが,いくら人数が多くても,ぼくが中学生の頃には芦ノ湖と河口湖くらいにしかいなかったブラックバスと一碧湖にしかいなかったブルーギルを対象とするような釣りを「文化」と呼んで維持したいという運動には抵抗を感じる。もっと伝統的な漁法の対象となってきた在来魚が,これらの魚によって食われていることは明白なのだから。どうしてもやりたいなら米国に行ってやればいいのだと思う。観光資源としての有用性という観点は文化の問題ではなく経済の問題で,その点だけで比べると河口湖漁協のようなやり方にも一理あるが,ぼくはどこに行ってもブルーギルしかいないような状況はやはり異常だと思うし嫌だ)。殖やさないことと再放流しないことを条件に飼ってもいいことにすれば,心理的抵抗は少ないような気もするが,却って残酷か。
- 日本オセアニア学会のvol.18のabstractをhtml化するのと平行してサイト移転のための各種書き換え。CGIだけは動くかどうかわからないが,他は何とか書き換えられたと思うので,NIIに連絡しようと思う。
- RのGUIフロントエンド(Rcmdr)をマクマスタ大学のJohn Foxが発表したのだが,ぼくの環境では動かなかった。ソースを見れば原因はわかりそうだ(し,うまくすると日本語化もできそうな気がする)が,時間がないので後回し。
- WHO総会といえば,そこで配られたと思われる"Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS): Status of the outbreak and lessons for the immediate future"というpdfファイルは,SARSについての情報がコンパクトにまとまっていて読みやすい。
- ジュネーブで明日まで開催中の第56回WHO総会で21日付けで採択されたタバコ規制の枠組み条約(PDF形式)とそのニュースリリース(記者会見の写真のDr. Brundlandは嬉しそうだ)。
- 27日火曜朝は青空が見えたのだが,8:30過ぎくらいから曇ってしまった。
- 信毎の小さな記事で読んで気になったがチェックし忘れていた,血圧について120/80未満を正常とするとかいう新しいガイドラインのソース(NHLBIのニュースリリース)とJNC 7のページとJNC 7の速報版のページ。この基準では中年以降はほとんどの人が異常になってしまうと思う(「正常」の意味を考えると妙な話だ。「正常値」とは何か参照)。製薬会社の戦略ではないか(もっとも,JNC 7では120-139/80-89ではライフスタイルを変えろと言っているだけで,2種類以上の薬で治療するとされているのは140/90以上だが)と思って検索したら同様の批判(リンク先は2001年度新薬学集団総会(6月29日)のミニシンポジウム「降圧剤をめぐって」での報告;岡田昌之さんによる)は既にあったようだ。仮にバイアスを取り除いた研究をしても有意だったとしても,こんな基準ではスクリーニングには使えないことに注意されたい。
- /.Jの個人情報保護法可決についてのスレッド。
- 26日月曜は書類作りとかCGI作りとか公衆衛生学会申込の準備とか。夕方から2時間ほど教員組合の仕事。面倒。
- 25日日曜も引き続き,息子は少年野球の大会なので,おにぎりを作り,水筒にお茶を入れて送り出し,娘と一緒に久々に長野市少年科学センターに行った(娘が野球の応援に行くのを承知しなかったため。ずっと試合があるわけではなく,待ち時間が長いので,まだ仕方ないかも)。あまり科学の香りのしない「科学センター」なのだが,娘が気に入っているので,これはこれでいいのだと思う。公園で遊んでから帰りにニラを買い,晩飯は餃子を作った。皮が大きかったので具が足りなくなり,途中からタマネギで増量したら,それ以降,まずくはないのだが餃子らしからぬ味になってしまった。失敗。その後,例によって急行ちくま号で山口へと向かっている。夜が明けたら雨が降っていたので,やや憂鬱。
- 24日土曜も晴れ。妻が早朝から出張してしまったので,息子におにぎりを作って少年野球の試合に送り出してから,娘にもおにぎりを作って一緒にドッジボール大会へ。娘のチームは意外にも低学年チーム予選第2組の1位で決勝トーナメントに進んでしまい,午後までたっぷり日焼けした。最後は疲れてやる気を失い,入賞できなかったが,娘を含む1年,2年の小さい子たちが走り回ってうまく逃げ,3年生に1人だけ速い球を投げられる子がいて,相手チームの内野を減らしていくというチームで面白かった。帰宅後,洗濯など。X22が突然AC接続モードからバッテリーモードに切り替わり,変な臭いがしてきたのでアダプタを見たら,被覆が一部融けて火花が散っていた。慌ててコンセントを抜いたが,恐ろしいことだった。最近接続が悪かったので気になっていたのだが,断線しかかっていたのだな。予備を買っておいてよかった(そういう問題なのか?)。
- 23日金曜日は晴れ。家事をしてから,自転車で小布施近くまで。本当は千曲川合流点のポンプ場を見ようと思っていたのだが,すぐ近くに迫っていたことがわからず断念。浅川は下流になるほどきれいで,親水護岸とでもいうのだろうか,川岸にまで降りていけるような護岸になっていた。川虫取り用の小さい網で川岸の水草の中をちょっと探ったら,ギンブナが3尾採れた。三才の池から田子川を通って来たものか,それとも千曲川の方から来たものか,それともこの辺で殖えているのか。いずれにせよ,ブルーギルでなくてフナを見ることができたのは嬉しかった。
- 夕方,三ノ宮の自転車店に修理(後輪のパンクとブレーキワイヤ切断)を頼み,上山口まで歩いて山口線に乗車。後は翌朝長野駅に着くまでこれといった変化もなく。
- 出張書類を作りながら,旅の窓口で6月の人口学会の宿泊予約。1000円以上ディスカウントされるのは,すごく得な気がする。
- 長野県「旬の食材を給食に」計画との記事(zakzak)。誇れる食材と言っても,珍しいものに限らず,普段食べているものでも旬ならばいいと思うけれど,根本思想は素晴らしい。もっと日常化して欲しい。理想は生産段階にも児童がかかわれることだが,そこは一朝一夕にできることではないだろうから,まずは消費からということでもいいと思う。ただ,記事によると学校ごとに決めるらしいのだが,長野市みたいに給食センターから運んできて,児童の口に入るまでに作ってから2時間かかることもあるようなところはどうするんだろう。平行して自校給食化も進めてくれるといいんだが。
- 曇り空にうんざりしながら洗濯機を回し,同時に朝食をとりながら,このところ読み進めていた,小西行郎「赤ちゃんと脳科学」(集英社新書)を読了。生後2ヶ月の頃に起こるいろいろなことがつながると,こんなにも面白いとは。これまで知らなかったか記憶に残っていないことがかなりあって得をした(運動制御機能の獲得における自由度のフリージング仮説はBernstein, N. A. (1967). The Co-ordination and Regulation of Movements, Pergamon Press, Oxfordのことか? それを引用している文章のリストというISIのCitation Indexみたいなサービスが,NECのCiteSeerで提供されているのも参考になった。他にも,"Measuring the allocation of control in 6 degree of freedom human-computer interaction tasks."(この人はPDF形式で博士論文を公開しているらしい)とか「力学系・生物系の本質から制御を考える」調査研究会 第3回研究会もリンクしておこう)。それだけでなく,欠点が非常に少ない,バランスのいい本だった。子をもつすべての人にお薦めしたい。
- 深夜3:00頃,疫学第5回講義資料をアップロードしてから帰宅。ほんの一瞬の眠りだったような気がするがともかくも眠って,起きて22日木曜日。
- 書類が届いたので,日本オセアニア学会ウェブサイトの移転作業を始めた。行き先は学会ホームヴィレッジ内のここになる予定。
- Espressoの後輪がパンク。だいぶ前から後ろブレーキが壊れていることもあって修理に出したいのだが,今日は出しに行く暇もなかった。もっとも,山口市内の自転車屋でEspressoの部品を扱っているところがあるかどうかわからないのだが。
- fprというメーリングリストに,Rでsemを使ったという報告が流れた(流れた直後なのでまだアーカイヴには入っていないが,たぶん明日には入るだろう)。postgresのメーリングリストに,RとPostgreSQLの繋ぎを書いたという情報が流れていた。Rのbreakは近いかも。もっとも,まだ国内の医学保健学看護学系での認知度となるとかなり低いだろう。コンピュータに関してはパッケージソフト以外のものを工夫して使おうという志向性が希薄な世界だからなあ。
- 講義後,教員組合の執行委員会,大学院の専攻会議,学部の拡大教授会,教授会,と会議4連発。疲れ果てた。
- デスクトップマシンが使えなかったので疫学の準備にはいろいろ支障があったのだが,何とか講義には間に合った。またも徹夜ではあったが。web用の編集はまた後で。
- ふとK7NCR18G-Pro用の新しいBIOSが出ているのに気づいて,魔が差したというのか,つい更新してしまったら,コンピュータが不安定になってほとんど起動すらしない状態になった。メモリの設定がシビアになったようだ。BIOSを元に戻しても復旧しない。Windows2000の回復コンソールからいろいろいじったりKnoppixを使ったりしてみたが駄目で,挙句は再インストールまでやってしまったが結局駄目だったので,メモリを古いものに戻したらあっさり直った。ほぼ1日,デスクトップマシンが使えなかった。やはりnForce2はメモリの相性がシビアだ。これまでよくも動いていたものだと思う。PC2700の512 MBメモリ2本は別のマシンに使おう。
- 明日はEBMの話もするので,EBM普及推進公開討論会議事録もリンクしておこう。
- スクリーニングついでに,第1回神経芽細胞腫マススクリーニング検査のあり方に関する検討会の傍聴について。致死率の高い1歳以上のものと,自然治癒の可能性も高い乳児のものはメカニズムが違う可能性があり,そうだとすると現状のマススクリーニングには意味がないのではないかという議論があるらしい。もう少し調べてみよう。
- 明日の疫学の講義でスクリーニングとかの話もするので,同じ米国癌学会のサイトにあった(というか,元々のネタ元はさらにその前に触れた社会疫学のサイトだが)更新された乳癌スクリーニングガイドライン(論文発表版)に出ていた,毎月の乳房の自己触診は乳癌スクリーニングとしては有効でなく,20-39歳までは3年毎,40歳以上は毎年の,定期健診の際の臨床的な乳房検査(自己触診の仕方の指導と乳房X線撮影を含む)を推奨するという話にも目を通した。自己触診は乳癌スクリーニングとしてはあまり有効でないが,通常の乳房の状態に気をつけ,一般的な乳房の健康状態を把握するのに焦点を当てるべきだということらしい。
- BMJ論文を読んでみたら,前向きコホートでCox回帰をしていて,それなりに体裁は整っていたが,やはり米国癌学会による批判の方に分がありそうだ。selection biasがありそうだし,イントロがアンフェアな点が怪しい。
- 社会疫学 マルチレベル分析のサイト。まだ構築中だが,社会疫学についてのコンテンツ充実に期待したい。このサイトの運営者の方から教えていただいたBMJに掲載された受動喫煙のコホート研究の論文は読まなければ。
- 文献処理ソフトとしてJBibtexManagerは凄いかもしれない。
- 19日月曜は学内の研究助成金の申請締め切りだったので,書類を作った。それを提出してから戦略会議GPA開発実行班の会議に出て,その後,組合会議室のコンピュータをメール関係を中心にいろいろセッティングしたら日が暮れた。
- eForumの北朝鮮問題での国会議員・日本政府への政策提言について。
- 16日金曜は各種切符を買ったり歯科受診をしたり書類作りをしたり。17日土曜は東京へ。いま一つ天気は悪かったが,午前中は上野動物園で過ごし,午後は出身研究室の教授の自宅でバーベキューパーティだった。18日日曜は晴れていて,少年野球の練習に付き合った後,妻の折りたたみ自転車の開梱とセッティング等をしたが,すっかり日焼けしてしまった。これから例によって急行ちくま号で山口に向かう予定。
- ベトナム家族計画支援プロジェクトの会議はいつも面白いが,今回のRTI調査結果はとくに興味深かった。
- 新幹線の中で昨日の総会議事のメモをテキスト化という組合書記長の仕事をした(議事録を作るという仕事を覚えていれば総会のときにX22を持ち込んだところなのだが,それをすっかり忘れていて紙にメモをとりPHSに録音という効率の悪いやり方をしてしまった。今後は常にX22持参でいこうと思う)。ついでにメールで流した。
- 15日は曇り。開学記念日をグリーンデーとし,午前中は地域の方々や学生と一緒にゴミ拾い。午後は京都精華大の中尾ハジメ学長らを招いて講演会があるとのことだが,ぼくは東京で会議なのでゴミ拾いだけ参加した。本来はこういう地域連携はイヴェントとしてやるよりも日常としてあるべきなのだと思うが,たぶん今回のイヴェントは,それを通しての意識改革を狙っているということなのだろう。
- 組合総会と懇親会が終わってから疫学第4回講義資料を公開可能な形に編集した。
- 某マシンは電源を切って30秒以上放置した後でf.1を押しながら起動し,BIOS設定でCDブートを可能にしてからKnoppixを立ち上げることができた。hda1がマウントされているので,右クリックからroをrwに変更し,winnt/system32/config/samを削除するとユーザ情報が初期状態に戻ったようだ。設定者の急逝によってパスワードが不明になっていた共用マシンだから,これ自体は正当な作業なのだけれども,Win2Kのログイン時パスワード機能は簡単に無効化できるということだから,やはりまずいような気がする。ただ,古いマシンなのでその後のWindowsUpdateが大変だった。
- 昼休みに某所のWin2Kマシンの復活に挑戦する予定。もしこれができるとすると便利だけれど,本質的にはまずいのかも。
- 水曜は雨。話術のなさを痛感する。せっかく準備した面白いネタを散りばめても,つかみとつなぎがまずいので魅力が半減しているように思う。練習すべき?
- 火曜は講義準備+卒業研究兼共同研究+組合の仕事+書類作成で20:00を過ぎた。その後講義準備を続け,完徹。忙しすぎ。徹夜中,研究室の中に大きな百足が出現し,つぶして窓の外に棄てたような記憶があるのだが,幻だったのかもしれない。
- 講義準備をちょこっと進めた他は,メールや組合総会の準備などで月曜が終わった。
- OOo1.1β2が出ているらしいとの情報を得て,日本語独自ビルドプロジェクトのサイトからダウンロードしてインストールしてみたが,WordのA4文書をLetterとして読み込んでしまう場合がある問題は解決されないままだった。
- 昨日の雨に打たれたツーリングの疲れか,今回の長野から山口への旅は,ずっと睡魔に襲われつづけている。
- 12日月曜の新大阪は晴れ。本屋に寄ったら「地球白書2003-04」にかなりの紙幅を割いてマラリアが取り上げられていたので購入。鈴木厚「日本の医療に未来はあるか」(ちくま新書)もついでに購入。
- 11日日曜は曇っていたが,昼過ぎから近所の川に自転車ツーリングがてら泥鰌をすくいにいく企画。川に着いた辺りで大雨になり企画倒れ。帰ってカレー作り。その後,深夜の急行ちくま号で山口へ向かっている。
- 10日土曜は晴れ。メールの返事とか買い物とか餃子作りとか。
- 長野に着いた9日金曜は肌寒かったが晴れていた。9:00に待ち合わせて,長野県自然保護研究所の須賀さんの車に乗って,浅川ダム建設予定地だったところを上から見たり,北郷の地すべり地点の現状を見たり,自然保護研究所でコスタリカの国立公園や生物多様性教育活動の話を聞いたり標本を見せてもらったり,DGC基礎研究所の邑瀬さんからいろいろな事業の話(面白かったのだがまだ秘密という話が多かった)を聞いたり,昼食ついでに戸隠森林植物園を歩いたりした。戸隠で須賀さんが植物名を教えてくれたときにふと思ったことは,同じ景色を見ても見る人によって得られる情報量は大きく違うということ。これは自然から情報を切り取る能力の差だからあって当然と思うけれども,ぼくがわりと見過ごしやすいのは,情報を受け渡す能力にも人によって差があるということ。つまり,同じ文章を読んでも読む人によって得られる情報量は違うのだ。口頭で説明したってやはりそうだ。誤解は常にありうる。まあ,たぶん自分で書いた文章を自分で誤解することはないだろうけれども。いや,あるかも。
- 長野へ向かう車内で,辺見庸「単独発言 私はブッシュの敵である」(角川文庫)を読む。異論もないわけではないが,大筋としては非常に大事なことを言っていると思う。ただ,この本を手にとって読み,文章の含意を正確に汲み取れるような人ならば,既にわかっていることが多いような気もする。問題はその先,つまり,そうでない人がどうしたらこの本を読んでくれるかということではないのか。紋切り型のわかりやすい発言を好み,「感動した」を心地よく感じる群衆化した市民に,コントロールされたマスメディアが正のフィードバックループとしてますますスローガンしか吐かなくなっているという状況把握は正しいと思う(誰かが既に指摘していたような気もするが,教科書などで要点が太字になっているという表現方法や,試験に出るポイントを強調するような授業のやり方が,この状況を作り出した一因だと思う)。それがファッショを助長する装置になるという危機感も正しいし,それが日本語の危機だというのもまた正鵠を射ていると思う(注:以上,引用ではなく大意まとめた形で言及したので,「……という」は辺見の原文通りではないが,大筋は外していないと思う)。しかし,蓮實重彦元東京大学総長の入学式の式辞みたいに,いくらいい論理でも伝わらなければ何にもならない。仮にメディアが日本語の危機意識に目覚めて複雑な論理を伝えようとしても,「群衆化した市民」はそっぽを向くだけではないのか。複雑な論理を,(少なくとも第一段階では)わかりやすく,しかも情報量の損失なく伝える技術が必要だろう。わかりにくい論理を追うために頭をひねる過程こそが大事だというのは,その次の段階である。もっとも,市場原理に支配された,処理速度が適応度を構成する最大因子であるような世界で,すべての物事において頭をひねるべきだというミームは生き残らないだろうから,次の段階が存在しうるかどうかは世界のあり方次第だが。
- 8日木曜は曇り時々雨。余っている部品で1台Linuxマシンを組もうと思って先日買ったケースを載せるためのラックと椅子が届いたが,組む時間がない。
- 国会に再提出されている,いわゆる個人情報保護法は,いつの間にか衆議院を通ってしまって,参議院での審議に移ったらしい。多数決では最初から結果が見えている状況が続くとしたら,国会は議員が筋書きの決まった茶番劇を演じる場と化してしまう(というか,現状がほぼそうだと思うが)。実質的な意思決定プロセスはどこでどうやって決まっているのかが見えにくいのが気持ち悪い。たんにタイムラグがあるだけならまだいいが。個人情報関連ではRFIDの話(ref. 高木浩光さんの日記)も気になるが,政策決定で圧倒的に優先されるのが経済効率というか市場原理である状況が続く以上,利便性と安全性の綱引きが解消されることはないだろう(ということを,市民一人一人が知っておくべきだし,その上で意思決定をして政治参加するべきだろうけれど,どうやったら実現できるのかわからない)。
- 山口県央部合併協議会にある市町紹介をみると,この2市4町で合併すると人口が30万を超え,面積も十分に広いので中核市になることがわかった。が,協議会のサイトにはそのことがあまりアピールされていないのは何故だろう? 協議会だよりというあまりにも美しい小冊子が何回かに渡って対象地域12万世帯に配布予定らしいが,もう少し紙の質を落としてフルカラー印刷をやめれば数千万円節約できそうな気がする。内容的に市報と重複していた部分もあったし。
- 7日水曜も雨。午前中は疫学講義第3回。昼休みに組合執行委員会があり,必要なメールのやりとりをしてから教授会。やや紛糾したので18:00近くまでかかった。研究をする時間がほとんどとれないのは辛い。
- 6日火曜,山口に着いたら小雨が降っていた。昼過ぎから卒業研究指導というか一緒に生データのエディティング。夜は組合三役会議。その後疫学講義準備。初等数学の説明文書まで作ったりしたので時間がかかり4:00終了。
- 5日はザ・ガーデンという店に行って,娘の入学祝の杏の苗を貰ってきた。ついでにグリーン・カボンバを5束買ってきて水槽に植えた。その後,例によって急行ちくま号で山口へ向かっている。
- 2日は歯科受診,3日はザリガニを別の水槽に移して水槽の掃除をした他は,ちょこちょこと仕事をしたり家事をしたりで終わった。このまま連休が終わるのは悲しいので,4日は家族で戸隠に行った。御開帳中の善光寺周辺が大渋滞だったのでどうなることかと思ったが30分遅れで戸隠中社に着いた。桜が満開だったし,根雪が残っていたし,まだ早春の風景なのに,陽射しだけは下界と変わらず暖かいのが妙な感じだった。戸隠中社ではDDIポケットのPHSが使えることに驚いた。さすがにチビッコ忍者村では圏外となったが。
- 感染症の数理モデル研究を志しているタイに留学中の方からメールがあり,日本で学位をとれる研究室を尋ねられたので,何人かの方を紹介した。積極性に感心した……なんていっていてはいかんな。ぼくも頑張らねば。
- 昨日の頭痛は風邪だったのかも。
- ハーヴァードの林啓一さんからメール。RでシミュレーションをR-jpに紹介してくれるとのこと。あまりRらしくないコーディングなので気が引けるが,嬉しいことである。
- 5月1日は快晴。メーデーだからというわけではないが,教員組合の執行委員会があった。教員組合の部屋にはコンピュータが3台(もしかすると4台)あるのだが,1台も稼動していない。電源が入る1台も,昨秋,パスワードを設定していた執行委員長が急に亡くなってしまったのでパスワードがわからない。再インストールしようとしてOSのディスクを探したのだが(本体にIDのシールが貼ってあるから買ってあるはずなのに),見当たらない。このままでは勿体無いので,何とか使えるようにしようと思うが,OSのディスクが見つからないと辛い。
それ以前のメモ
リンクと引用について