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個別鵯記

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【第317回】 土曜は春の嵐襲来(2013年4月6日)

あまちゃん
朝食はそうめんを茹でて食べながら,ワンセグでNHKの朝ドラを見た。ヒロインがデビュー当時の広末涼子のような輝きをもっていて,脚本が宮藤官九郎だし,脇役が芸達者な人でかためられているので,朝ドラの王道という感じ。
爆弾低気圧
10:00頃から神戸もかなり降ってきた。雨雲レーダーや天気図をみると,ますますひどくなりそうな感じだ。今のところ,姫路市のサイトには今夜の姫路城夜桜会は予定通り開催と書かれているんだが,この天気では外出しない方がいいだろうなあ……(今日の夜桜会に出演予定のジャズバイオリニストMaikoさんはtwitterによると関西へ向かう新幹線に乗られたようだが,大丈夫か?>姫路市)。家にこもって前期のスケジューリングの確認と講義準備をしようと思う。15年ぶりに桜の下でJazzを楽しもうと思っていたんだが,この天気では諦めた方がいいだろう。18:00の雨雲レーダーから見る限り,まだまだ降りそうなので,姫路市も早く中止を決断した方がいいんじゃないだろうか。雨宿り中というMaikoさんらミュージシャンの皆さんが気の毒……と思っていたが,1回目は雨の中,テントの下で公演したそうだ。聴きに行った人たちも凄いなあ。でも,2回目公演では雨も上がって夜桜を楽しめたそうなので,風雨にめげず行けば良かった。後悔しても後の祭りだが。
twitterの効用
神戸市はfacebookやtwitterで積極的に情報発信しているが,姫路市は非公式botがあるだけだ。twitterは告知メディアとして向いていると思うので,神戸市とまで行かなくても,他の機関も使ってくれると便利だと思う。まあ,何もtwitterでなくても,類似の仕組み(簡単な説明付きで発信者がわかって簡単に登録できるリンク集で,読み手側は見たい発信者だけを選んでおいて一括表示させられるもので,発信者/受信者とも大勢利用している)ならいいんだが。とりあえず他にはないのが現状。
(承前)Wer-Jのアカウントを作ろうプロジェクト
今年度から,神戸大学大学院保健学研究科でやっている事業の一つである,WHO Weekly Epidemiological Recordの日本語抄訳とそのwebサイトでの公開(大学院生が訳したものを教員2名がチェックし,事務の方が整形して公開するという体制なので,完璧とはいえないが一定の質は担保されている)の管理を引き継いだのだが,月間アクセス数が平均1万くらいであるのは勿体ないと常々思っていた。そこで思いついたのだが,公式アカウントを作って,抄訳アップロード時にその年のインデックス(いま気づいたが,headerが2009年になっているなあ。要修正)をアップデートする作業を毎週事務の方にやっていただいているので,その時ついでにtwitterでも告知するようにしたらどうだろうか。今度相談してみよう。
珈琲の淹れ方
昨夜の宮嶋みぎわさんのUstの最初の方で,フレンチプレス(プランジャーポットともいう。日本では紅茶を淹れる器具と思われているもの)で珈琲を淹れる話をされていたので,そういえば15年以上前にPenn State Univにいた時,買って使っていたなあと思い出して,そうtweetした。が,宮嶋みぎわさんが粉を捨てるために日本から不織布の水切りゴミ袋を買い込んで行っているという話をされているのを聴いて,そういえば,当時ぼくが住んでいたstudioでも,流しがディスポーザになっていないので珈琲の粉を捨てるために苦労したことを思い出した。日本に帰ってきた次の年の日記に記録してあったが,結局,プランジャーポットは何度か使っただけで,後は安いコーヒーメーカーを買って使っていたのだった(プランジャーポットは紅茶用になった)。当時,毎年のように調査地に行くときのトランジットとして行っていたオーストラリアはプランジャーポットが主流だったが,Penn Stateの研究者たちは,コーヒーメーカーを使う人の方が多数派だった気がする。ちなみに,珈琲の産地ではどうしているかというと,原理としてはプランジャーポットと同じく浸漬法(スティーピングという)になるが,大きめの厚手のグラスかマグカップの底に挽いた豆を入れてから熱湯を注いでかき混ぜて1分待ち(粉が沈むまで),そのまま上澄みを飲むのが普通だと思う(以前書いた文章に書いた通り,現地の人に作って貰うと砂糖がたっぷりなのが困りものだが)。彼らは,口に入った粉はそこらの地面にペッペッと吐き出すのだが,土の上だから,珈琲の粉が散らばっていてもまったく目立たない。かつて,パプアニューギニア高地やインドネシアでそうやって淹れたコーヒーを飲んだことがあるが,鮮度がいい豆を,かなりの強火で煎るせいか,日本の普通の(珈琲専門店でない)喫茶店よりは,味も香りも遙かに上であった。浸漬法の欠点は,ハンドピックをちゃんとやらなかったり,浸漬時間が長くなると,雑味が出やすくなることだと思うが(とくに古い豆だと要注意。苦みや酸味が出すぎてしまうこともある),宮嶋みぎわさんも言われていたように,短時間で大量に作れることは大きな利点だと思う。なお,日本で主流のドリップ式についても触れておくと,Penn Stateに行っていた頃の日本のドリッパーは3つ穴が主流だったのだけれども,コーノというメーカーが一つ穴の円錐型ドリッパーを開発してから,カリタやメリタも追随して円錐ドリッパーを開発したので,ぼくは最近はカリタの円錐ドリッパーを使っている。3つ穴式より円錐ドリッパーの方が短時間で作れる上,スティーピングでは不可能な「蒸らし」ができること,雑味が出にくいことから(3つ穴の雑味の出やすさはスティーピングとあまり変わらないが),まろやかなコクが好みな自分には,これがfirst choiceとなる。iced coffeeだけは粗く挽いた深煎りの豆を不織布の紙パックに入れ,ボトルに入れた水に浸して冷蔵庫に一晩置いて作るのが手軽で美味いと思うが。ネルドリップも何度かやったことがあり,成功すると何よりも美味く作れるのだが,手入れも面倒だし成功するのが難しいので,結局ネルを使うのは長続きしなかった。
Nスペもピンキリ
今夜のNスペには,赤川学『子供が減って何が悪いか!』で恣意的なサンプリングによることを指摘された相関図が出てきた。まだこんなのを出してくるのか。Gapminderで表示させてみれば,国を単位とした女性の就業率とTFRが無相関なのは一目瞭然なのに。出演者もポジショントークだらけで閉口した。トーク番組ってのが,基本的にダメなんだと思う。Nスペはダイオウイカとかシーラカンスとかウナギのように長い時間を掛けて素晴らしい取材をしてくれることもあるから期待しているんだが,今日はダメだった。討論番組だったら,もっと論点を絞って,2つの対立する意見のサポーターとして,いろいろな立場の専門家を双方に備えた上で,ちゃんとディベートしてもらったら役に立つと思うが。

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