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【第715回】 いろいろな仕事の続き(2014年6月27日)
- 5:30起床。メールへの返信などしつつ,豚肉野菜炒めを作ってラーメンに入れた朝食を作った。食べながらワールドカップの韓国とベルギーの試合を見ていたら,ベルギーはレッドカードで1人少なくなったのに韓国に勝っていた。これでアジア・オセアニアのチームはすべて,1勝もできずに予選敗退が確定してしまった。まあ,それが実力ということなのだろう。野球は強いんだがなあ。指導者層の蓄積の差か?
- 3番のバスで出勤し,事務仕事をしつつDemography Special Lectureで使ったRコードの整理。
- 三井住友銀行を名乗るYahooのメールアドレスから「お使いのメールアドレスを確認してください」という文章とともに,あやしげな「本人認証サービス」というリンクが付いたメールがきた。明らかにPhishingっぽい。こんなのに引っかかる人っているんだろうか?
- 今日は昼休みの時刻に院生の統計相談が入っていたので,11:40頃にカップ麺を作って昼飯にした。EZRでのクロス集計や反復測定分散分析の仕方を説明していたのだが,縦解像度が低い(768ドット)ノートパソコンだったため,メニューによってはOKとかキャンセルとかのボタンがクリックできないことがあった。各ダイアログにスクロールバーが付くか,標準メニューに残っているRcmdrのメニューのように縦解像度が小さくても操作に支障が無いように作られているといいんだが。vaio-saは縦解像度900なので問題ないが,プロジェクタの中には縦解像度768までしかないものがあって,時々デモンストレーションをするのに困る場合がある。
- 今週はずっと,パスピエ『幕の内ISM』を聴いているのだが,「世紀末ガール」「とおりゃんせ」「MATATABISTEP」「アジアン」から「誰?」と続く5曲でテンションが最高に上がったあと,「わすれもの」でノスタルジックな雰囲気に惹き込まれ,終曲の「瞑想」に至る流れが素晴らしい。
- Demographyの後始末として,ExerciseのためのRコードを書かねばならないのだが,12章はごく一部とはいえ,Coale and Demanyの表を打ち込まなくてはいけないのが苦痛。Table12E.2は表計算ソフトで入力して読み込ませる形にしよう。
- 17:00から18:30頃まで留学生Alimさんの研究で,これまでsemを使ってやってきた解析のブレイクスルーになるかもしれないということで,Onyxを使っていろいろやってみた。確かにOnyxからlavaanへの連携で解析すると,GUIで作ったモデルをすぐにRで実行できるのは利点だ。が,lavaan自体は順序カテゴリ変数を使ったり,(同じことだが)ポリコリック相関係数を使ったりすることも可能らしいのだが,Onyxにはそのためのオプションを見つけることができず,モデルを変える都度書き直すのならsemでコードを書き換えるのと変わらないので断念した。地道にやるしかないのだろう。
- 19:00を過ぎたので,今日こそは蛍光管を買うために帰途に就く。
- 10Wの蛍光管など売られているか心配だったが,ダイエーで買えた。終バスまで微妙に時間があるので,久々に晩飯をモスバーガーで済ませた。
- バスの中から帰宅後暫くの時間を使って,里見蘭『藍のエチュード』中央公論新社,ISBN 978-4-12-004625-4(Amazon | honto | e-hon)を読了。誉田哲也『武士道シックスティーン』シリーズ,海堂尊『ひかりの剣』,向井湘吾『かまえ!ぼくたち剣士会』に続く剣道小説で,剣道の所作や型の意味が丁寧に描かれているだけでなく,その精神性に踏み込んで説明されていた。ぼくは学校の体育くらいでしか剣道をしたことはないが,子供たちが中学・高校とやっていたので,その精神性の重要性は,ある程度わかる気がする。この作品がうまいのは,もう1本の筋道として,東京藝大で学ぶアーティストの卵たちをもってきたところ。アートにとっても,技術だけではなく(ある意味ではそれ以上に)精神性が重要だが,若者たちが主人公の群像劇であるだけに,彼らは成長もするわけで,アートにも生活にも(横糸として恋愛にも)それが露骨に反映されてしまうのが微笑ましかったり哀しかったり……そういう点でいえば,これは見事な青春小説でもあった。ただ,登場する女性がそれぞれに素晴らしく魅力的に描かれる一方,男性はほぼどいつもこいつも見事なくらいの,肝心なところでのダメっぷりを発揮するので,著者名は女性っぽいのだが,おそらく男性作家だろうなあ(と思ってwebで検索したら,やはりそうだった。本作品の公式アカウントっぽい@millionsellergiを見たら写真が載っていた)。
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