Latest update on 2018年3月7日 (水) at 15:42:47.
【第1034回】 院生の相談+講義の後始末+「100万人のフィールドワーカーシリーズ」(2015年6月19日)
- 6:00起床。風呂に入って髪を洗ってから,食パンの残りに蜂蜜を掛けて朝食を済ませた。往路4番のバスで出勤。
- 古今書院から出ている「100万人のフィールドワーカーシリーズ」を4冊まとめて注文したのが,e-honから届いていた。昨年9月の時点で既に出ていた,椎野若菜・白石壮一郎編『1.フィールドに入る』ISBN 978-4-7722-7122-6(Amazon | honto | e-hon),木村周平・杉戸信彦・柄谷友香編『5.災害フィールドワーク論』ISBN 978-4-7722-7126-4(Amazon | honto | e-hon),佐藤靖明・村尾るみこ編『11.衣食住からの発見』ISBN 978-4-7722-7132-5(Amazon | honto | e-hon)に加えて,出たばかりの,増田研・梶丸岳・椎野若菜編『2.フィールドの見方』ISBN 978-4-7722-7123-3(Amazon | honto | e-hon)である。実は『15.フィールド映像術』も既刊らしいのだが,在庫がなかったので注文しなかった。『2.フィールドの見方』は当初去年の夏には出る予定だったのだが,1年近く出版がずれこんだのは,たぶん執筆者の中に原稿が遅れた人がいたのだろう。11章で「マラリア研究をめぐるアプローチいろいろ―国際保健の人類学のツンデレ関係」を書いているのは人類学者である増田さんだが,せっかく8章で塚原さんがPNGでの学際的なマラリア対策の経験を書いているのに,そこに言及されていないのは少し残念だったし,ハマダラカの吸血行動は主に夜間だから,住民の生活行動と罹患リスクの関係を調べたいくつかの研究(ぼくもソロモン諸島でやって生活変容の介入をした場合に見込まれるシミュレーション結果まで含めて論文として発表済みだが,他にも熱帯のマラリア流行地で電気がきているけれども網戸は穴だらけだったりする村では,テレビを見ている時間が長いとハマダラカに吸血されるリスクが高まり,マラリア罹患リスクが高まるという研究もあった)にも触れて欲しかった。塚原さんとは以前から知り合いだが,サルやチンパンジーを研究されていた頃のことは,この本で初めて知った話も多かった。また,9章を書かれている駒澤さんは長崎大学で門司さんに師事した方だそうで,「人類生態学」という言葉を連発してくれているのが嬉しかった。『11.衣食住からの発見』は若い執筆者が多く,初めてフィールドに入ったときの戸惑いや発見,苦労したことや失敗談が生々しく語られている感じだ。これからフィールドに入る大学院生は必読と思う。
- 9:30から1時間あまりwer仕事をしてからミニレポートの整理を始めた。しかしあっという間に昼になってしまったので,出勤途中にダイエーで買ってきた弁当を食べた。13:00からは再び院生からの相談に答える予定。
- 相談が終わったら16:00を過ぎていた。次はミニレポート整理の続きをしよう。
- というわけでミニレポート整理をしていたが,18:55のバスに乗らないと歯科受診に間に合わないため,18:35に帰途に就いた。いったん帰宅して荷物を置いてから歯科受診。土台が入ったので,次回はクラウンを被せるとのこと。
- 久々にドラゴンズ一軍の公式戦があり,6回までは緊迫した投手戦だったようだが,歯科受診から帰ってきてradikoで中継を聴きはじめたら打ち合いになっていた。9回裏の又吉投手続投の理由はわからないが,10回表の平田選手のライトスタンドへのホームランは素晴らしかった。10回裏の福谷投手はすんなりとは締めくくれなかったが,まあ無失点だったからOKだろう。終盤の打ち合いは,たぶん中継ぎとか抑えは試合間隔が開くと調整が難しいということなのだろう。
△Read/Write COMMENTS
▼前【1033】(ゴミ出しをしてから六甲台へ(2015年6月18日)
) ▲次【1035】(人類生態研究会+同窓会(2015年6月20日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]