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2018年2月〜3月のラオス往還記

Copyright (C) Minato NAKAZAWA, 2018. Last Update on 2018年3月7日 (水) at 20:03:45.

【第1日目】 ハノイ経由でルアンパバーンへ(2018年2月27日)

5:40起床。眠い。レトルトの玄米ご飯を温め,野沢菜漬けを載せて朝食。トマト1個追加。海外出張の時に毎回悩むのは,冷蔵庫の中の生鮮食品を空にすることだが,今回も何とかなった。これから初ラオスで,後で写真を追加してフィールド紀行に収録予定だが,できるだけリアルタイムで鵯記でも更新していきたい。

バスで三宮に出て,バスチケット乗り場が長蛇の列だったので気が揉めたが,何とか予定した7:00発の関空行きに乗ることができた。バスの中では爆睡していたが,不思議と第一ターミナルの手前で目が覚めた。関空でもベトナム航空のカウンターは空いていて(キャセイパシフィックには物凄く並んでいた),無事にチェックイン終了。荷物はルアンパバーンまでスルーにできたが,ハノイからがラオス航空のチケットになっているため,ハノイでトランジットカウンターに行って発券するように言われた。共同運航便なのに,なぜそういう買い方になっているのかは謎だが仕方がない。

海外旅行保険を契約したら5回目の利用なので,タリーズの飲み物1杯無料券を貰った。半年有効だそうだが,今日使ってしまうつもり。で,長蛇の列だった南ウィングの手荷物検査場を無事通過し,出国審査はあっという間に終わったので,28番ゲートに向かったところ,タリーズはちょうど28番ゲートの隣にあったので,トールラテと無料券を引き換えて貰った。トールラテ1杯は,PCでメール送受信したりしながらボーディングまで30分待つのに丁度良い量だった。

ベトナム航空331便はANAとのコードシェアで,横10列の大きな飛行機だった。各座席にOn Demandのエンタメプログラムが提供されるディスプレイがあり,4時間半くらいの飛行中,自分のイヤホンで映画を2本見た。ジョジョの奇妙な冒険の実写版と君の名はだが,君の名はのRADWIMPSの音楽の使い方の巧みさと,ノベライズ版にはなかったシーンが良かった。昼食が出て,ウェスタンスタイルの方を頼んだが(もう1つはアジアンスタイルということだった),パスタとロールパンとフルーツという,まあ標準的なものだった。飲み物は久々にトニックウォーターを飲んだ。ちょうど,君の名は,を見終わったタイミングで飛行機が着陸態勢に入った。

ノイバイ空港ではまずTRANSFERデスクに行ってルアンパバーン行きのボーディングパスを発券して貰ったところで帝京大学の丹羽さんと合流できた。ここでは入国はせずに手荷物検査だけして,再びDeparture Loungeに来た。乗り継ぎ待ちが4時間半くらいあって,現地着が20:30なので,まずはコーヒーでも飲みながら仕事をして,軽く食事をしたらちょうどいい感じか,ということで,丹羽さんと2人で電源がとれる喫茶店を探してうろうろしたが,そういう店は見つからなかった。そもそも,店以外でも広大なラウンジで電源が取れるところが1ヶ所しかなく,そこには机などがないので,バッテリーが切れたら仕事は終わりだな。

結局,赤い星のロゴが目立つStar Cafe ASという喫茶店でカプチーノMを5ドルで買って仕事中。レシートにWiFiに接続するための情報が印字されていて,客は無料でWiFi接続できる仕組み。速度は遅いが悪くない。

現地時刻16:45頃に某学会の査読が終わったのでメール送信。これで後顧の憂いなく調査に集中できる。名谷キャンパスのネットワーク機器の不調とかいうメールも来ていたが,海外出張中では何もできないので忘れることにする。

腹が減ってきたし,たぶん1時間20分のフライトではちゃんとした夕食は出ないだろうと読んで,Big Bowlという店でフォーを食べた。10ドルはちょっと高い気もするが,3種類の肉とたくさんの野菜が入っていたし,味も悪くなかったので,まあ正解ではなかろうか。ただ,丹羽さんが頼んでいた8ドルの鶏もも肉入りのフォーの方が器も大きく,肉自体は美味そうだったので,次に来るときはそっちにしたい。この店もフリーWiFiの接続はレシートを見ればできるし,実は壁際の柱に電源コンセントがあるのだった。使っていいものかどうかはわからないが,何となく大丈夫そうな気がした。その後,売店で2ドルののど飴を買ってボーディング。27番ゲートからバスで機体近くまで行き,地上から機体後方の階段を上るという懐かしいスタイルだった。

ハノイからルアンパバーン行きの飛行機

横4列しか座席がない双発のプロペラ機が国際線なのが凄いところだが,無事にラオスのLuang Prabangに到着した。エンタメサービスなどはないが,機内誌がなかなか美しくて良かった。機内食は読み通りにロールサンドみたいな軽食だったが,デザートにシュークリームが付いていたのが驚きであった。飲み物はラオスのビールとかも注文可能だったが,とりあえずここでは7upにしておいた。入国審査も簡単で,荷物も無事に出てきて,ゲートを出る前にあったBeelineというSIM屋(日本でいうとドコモでは無くソフトバンクみたいな位置づけの回線業者らしい)で7日間データ通信無制限でUSD 14のSIMカードを買った(ちなみにリンク先にはこのプランは書かれておらず,*122#でbalanceを見るとゼロと返ってくるが,問題なく使えている)。AXON MINIにセットして貰うところまでやって貰った。アンテナ横の表示はHまたはH+なので3Gであるらしい。APN名もBeeline3gとなっていたので,たぶん4GとかLTEはないのだろう。ちなみにこのSIMでも,毎日10分まではローカルの通話を掛けることもできるという話だったし,電話番号もあるので受けることもできるようだ。

空港を出てすぐのところに2台のATMがあり,片方はSMBC信託PRESTIAのカードが使えなかったが,もう1つの方で無事に150万kipを2回,合計300万kip引き出すことができた。空港内の受付カウンターでタクシーの契約をして(Luang Prabang Legend Hotelまで前払いで7ドル,二人なので一人当たり3.50ドルだった。明朗会計なのが素晴らしい),10分くらい乗っただろうか,無事にホテルにチェックインできた(先に着いていた長崎大の西本さんが既にいろいろな手続きをしてくださっていたおかげか,パスポートを提示―たぶんコピーをとったのだと思うがすぐに返却してくれた―してカギを受け取るだけで良かった)。ホテルの客室には湯沸かしポットもあり(おかげで持参したドリップコーヒーを淹れて飲むことができた),冷蔵庫に冷えているミネラルウォーターも500ミリリットルのペットボトル2本は無料だし,WiFiも無料で(使えるアクセスポイント名とパスワードは目の前の壁に貼ってあった)快適そのものと言える。コンセントが少し見えにくいところにあるのが弱点だが,形状は日本のプラグがそのまま入り,電圧は230ボルトらしい。ぼくが普段から使っているLVSUNのACアダプタは100-240ボルト自動対応なのでまったく問題なく使えた。

明日は7時にチームメンバー揃って朝食をとり,8時にノンキアウに向かって出発する予定なので,早めに眠ろうと思う。

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