目次

2019年2月~3月のラオス健康調査

Copyright (C) Minato NAKAZAWA, 2018. Last Update on 2019年3月7日 (木) at 22:28:27.

【第5日目】 N村に移動して調査再開(2019年2月27日)

6:15頃に目が覚めたら,腰に鈍い痛みがあるが,酒のダメージはそれほど残っておらず良かった。

昨日のうちに結果返却も済んでいるという話なので,食事代やゲストハウスの宿泊代などを精算してから荷物をトラクタに積み,早々にN村に移動した。横山さんはそのままムアンゴイに戻られた。

N村でも基本的にやることは一緒で,村長の許可を得てから健診会場を設営し,あとは村人が来たらインフォームドコンセントを得てから,淡々と健診を進めるのみである。ここでも既に伝えていたこともあり,村長の許可は簡単に取れた。

卵とキャベツ入りのラーメンしかし健診を始める前に腹ごしらえが必要である。実はN村では選挙管理のグループや不発弾(ベトナム戦争時の)処理のグループが来ていて,選挙管理チームでゲストハウスが満室だったので我々は泊まれないかもしれないという怖ろしい話があったが,暫くしたら何とか泊まれることになった。最悪H村かムアンゴイから通うかという話まででたが,例によって最後は救われた。

ゲストハウスで作って貰った,卵とキャベツ入りのラーメン(1杯で20000 kip=約263円だったと思う)を食べてから,徐に健診を始めた。

ところが,10人くらい順調に進んだときに大問題が生じた。選挙チームからストップが掛かったのである。選挙管理活動の邪魔になるからダメだと言われ,我々は保健省の許可を得てTPHIと一緒にやっているんだと説明したら,選挙グループが保健省経由でTPHIに圧力を掛けたらしく,TPHIから派遣されている人に電話が掛かってきて,とりあえず止めるしかなくなったのだ。保健活動よりも選挙の方が優先度は高いということだった。困ったなあと思ったが,まだ2日あるし,何とかなるだろう。無理に強行して村との関係が悪くなってはいけないので,とりあえず休止にした。

鶏肉ぶつ切り煮込みや空心菜のようなものの煮込みやお馴染みの餅米という昼食を挟んで,ともかくひたすら許可が出るのを待っていた。既に終わった10人くらいのデータ入力を済ませたり,この村用にRスクリプトを書き換えたり,昨日のパーティの疲れをとるためにハンモックで休んだりできたので,まあちょうど良かったかもしれない。

夕方になって許可が出たので健診を再開したが,結局この日は30人余りで受付に並ぶ人が途切れたので終了。晩飯を食べてからデータ入力して眠った。PCのバッテリーが切れそうなので,ゲストハウスに水力発電で来ているコンセントから充電しようと思ったが,たぶん電流が小さくて,スマホの充電には支障がないがPCには充電できなかった。作業完了前に切れそうなので,何か手段を考えなくてはなあ。

前【第4日目】(H村3日目には大パーティ(2019年2月26日) ) ▲次【第6日目】(N村での2日目(2019年2月28日) ) ●2019年2月~3月のラオス健康調査インデックスへ


Correspondence to: minato-nakazawa@umin.net.

リンクと引用について