【第292回】 講義と博論審査（2020年1月23-24日）

• Epidemiologyの資料作りの途中で寝落ちし，5:30のアラームでいったん起きたのだが二度寝してしまい，目が覚めたら7:30だった。
• ミカン1個だけ食べて六甲台に出勤。途中バスが遅れたため，若干遅れて1限開始。
• 例によって4限まで講義が続く。今日は5限に博論審査をして，6限にミーティングという予定。
• 21:30に帰宅したときには疲れ果てていた。
• M1でProNASとは凄いな。東大のプレスリリース「レヴィ＝ストロースの70年来の謎を進化シミュレーションで解明―文化人類学の基礎「親族の構造」を数理モデルで生成―」からすると，杉藤重信さんがAllianceでやりたかったことは，実はこういうことだったのかもしれないと思う。元論文には書かれているのかもしれないが，例えば0.2%程度というかなり低い人口増加率がずっと続いてきたパプアニューギニアのギデラでは，半族間の姉妹交換婚が規範で，概ねそれに従ってきたのだけれども，(1)最近は規範が崩れた。これは進化的にはどう扱えば良いのか。(2)世代当たり5%程度，外部からの女性の婚入があって，そういう例外の発生が小さくない影響をもっていたと考えられるが，このモデルでは婚姻ルールは完全にどれかのパタンに収束するのか，それとも例外が維持されるのか。といったあたりが気になった。後で読もう。
• しかしM1でこういうシミュレーションをすることができるなら，そのうち，もしかしたら道徳次元と社会制度の共進化のモデルを作ってくれたりしないだろうか。なぜ日本人で調査した結果，サンプルサイズが小さいとはいえ，2割が道徳次元1で7割が道徳次元2という現状に至ったのか，世界各国でなぜ社会の分断が起こり道徳次元2の政権ができてしまうのか，数理モデルで解けたら面白いし，もしそういうモデルができたら，どのように条件を変えたら道徳次元3以上がマジョリティになるような社会が存在しうるのか検討できるかもしれない。
• 金曜は6:30に起きて適当に朝食を作って食べてから名谷キャンパスへ。
• 裏RjpWikiさんの記事「素のRで，データスクレイピングとプロット」と「3次元データを折れ線グラフで描くときの層の選択」を拝読。後者はぼくが火曜に作ったフィンランドの年齢別出生率パタンの年次推移のグラフへの改善提案だったのでコメント欄にご返事してきた。確かにぼくは頭がTFRに引っ張られすぎだったかもしれない。
• このところ多忙すぎて気力が尽きそうなので，テンションを上げるプレイリストを作ってTuneBrowserでリピート再生している。

  1. AAA『777』「777 - We can sing a song」
  2. Bump of Chicken『Jupiter』「天体観測」
  3. CHAGE&ASKA『VERY BEST ROLL OVER 20TH』「YAH YAH YAH」
  4. Cymbals『Anthology』「My Brave Face」
  5. Cymbals『Anthology』「午前8時の脱走計画」
  6. Cymbals『Anthology』「Do You Believe In Magic」
  7. Aiko『小さな丸い好日』「ジェット」
  8. Aiko『時のシルエット』「恋のスーパーボール」
  9. Czecho No Republic『Time Traveling』「Time Traveling」
  10. Deep Purple『Deepest Purple- The Very Best Of』「Highway Star」
  11. Billy Joel『The Essential Billy Joel』「Just the Way You Are」
  12. EPO『travessia』「Down Town」
  13. Flipper's Guitar『Singles』「Camera! Camera! Camera!」
  14. Goosehouse『Soundtrack？』「今、走れ！」
  15. Judy And Mary『Fresh (Complete Best Album)』「Over Drive」
  16. Judy And Mary『Fresh (Complete Best Album)』「そばかす」
  17. Lady Gaga『Born This Way』「Born This Way」
  18. Little Glee Monster『Colorful Monster』「Girls be Free!」
  19. Little Glee Monster『Colorful Monster』「全力REAL LIFE」
  20. Little Glee Monster『Joyful Monster』「Hop Step Jump!」
  21. Little Glee Monster『Joyful Monster』「Don't Worry Be Happy」
  22. Little Glee Monster『Joyful Monster』「JOY」
  23. Little Glee Monster『juice』「Love to the World」
  24. Little Glee Monster『FLAVA』「世界はあなたに笑いかけている」
  25. MAHALIK HALILI『好的開始』「MAHALIK HALILI」
  26. MAHALIK HALILI『好的開始』「イフ・タフ・ヤー・シムシム」
  27. MAHALIK HALILI『好的開始』「Funky Lucky Elephant」
  28. Misia『Super Best Records』「We are the music」
  29. Orange Pekoe『Poetic Ore: Invisible Beautiful Realism』「よろこびのうた」
  30. Orange Range『World World World』「HIBISCUS」
  31. POLLYANNA『CIRCLE』「TAKE ME WITH OVERLAND」
  32. SAWA『高貴愛されスタンス』「ハイパーアロハオエ」
  33. SAWA『高貴愛されスタンス』「アーリーサマー」
  34. TWEEDEES『DELICIOUS』「Medley 東京は夜の七時～21世紀の子供達」
  35. TWEEDEES『The Sound Sounds』「Boop Boop Bee Doop!」
  36. TWEEDEES『à la mode』「à la mode」
  37. TWEEDEES『à la mode』「プリン賛歌」
  38. UNISON SQUARE GARDEN『シュガーソングとビターステップ』「シュガーソングとビターステップ」
  39. かの香織『Specialite ～The Best of Cano Caoli』「青い地球はてのひら」
  40. かの香織『Specialite ～The Best of Cano Caoli』「夏よ風よ」
  41. にゃんぞぬデシ『魔法が使えたみたいだった』「ネゴト」
  42. にゃんぞぬデシ『魔法が使えたみたいだった』「スーパースター」
  43. ゴホウビ『脱ぎ散らかした服の下』「ゴキゲンなLOVER」
  44. ゴホウビ『脱ぎ散らかした服の下』「次の恋が見つかるまで」
  45. ザ・ブルーハーツ『オール・タイム・シングルス－SUPER PREMIUM BEST－』「1001のバイオリン（1000のバイオリン・オーケストラバージョン）」
  46. 大橋純子『ゴールデン☆ベスト 大橋純子 シングルス』「シンプル・ラブ」
  47. 葉加瀬太郎『DUETS』「So Nice (Summer Samba)」

• WHOはPHEICをまだ宣言しなかった。この文書によると予備的に計算したヒト＝ヒト感染のR0が1.4-2.5，CFRは発表とともに変化しているが概ね2-3％くらいだから，どちらもSpanish Fluと同レベル。中国以外で患者が確認された国（タイ，日本，韓国，シンガポール，ベトナム）の患者は，これまでのところすべて中国で感染して移動してきた人で，まだ中国以外では持続的なヒト＝ヒト感染が確認されていないからPHEICにならなかったが，ここに至って封じ込めはかなり難しくなってしまったように思う。
• 「STARTING OVER」いい曲だなあ。上のテンション上がる曲リストに追加したい。
• 20:30頃帰途に就いた。新長田の西友で食材を買って帰り，適当に料理して食べたが，少々食べ過ぎたかも。
• 西浦さんたちの論文，公開された。IF6近いジャーナルでオープンアクセス。
• 日付が変わったら「STARTING OVER」がmoraで先行ダウンロード購入可能になったので買ってしまった。manaka，MAYU，アサヒ，かれんの順でリードが続く導入部が全体のトーンを決めていると言っても良い。相変わらず神業的なハーモニーも心地良いし，時折入るファルセットも凄く効果的なアクセントになっている。また歌詞がいいんだな。これが主題歌になっているドラマは，斬新すぎて良くわからないがテンポが良いコメディだったのだけれども，終盤この曲が流れると，まあバカをやれるのも若さの特権なのかもというメッセージに納得してしまうほど素晴らしいエールになっていた。
• 本屋で衝動買いした『おいしい給食』という小説，面白くて一気読みしてしまった。しかも終盤は感動を誘う（ちょっと金八セカンドっぽいが，こういう展開になるのは時代を反映しているのだろう）。ドラマ放映されていたとは知らなかった。映画も見ようと思う。

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