Latest update on 2021年7月4日 (日) at 18:43:39.
【第377回】 院生の論文チェックと講義準備(2020年4月26日)
- 7:00起床。75.15kg,99%,36.2℃。
- インペリのProf. Neil FergusonがThe Postでインタビューに答えた動画。リンク先の内容紹介によると,スウェーデンのProf. Johan Giesecke(理論疫学については第10章で基礎の基礎みたいなことしか書いてないが,古典的なことはわかりやすく丁寧に書かれている感染症疫学の教科書"Modern Infectious Disease Epidemiology"―長崎大の山本太郎さんと門司さんが邦訳を出している―の著者)がロックダウンを批判しているYouTube動画を出したことに対して,なぜ英国がロックダウンをしたことが正しかったのかを説明しているそうだ。しかしFerguson教授って英国紳士然として格好いいよな。
- LSHTMのグループから,Kucharski AJ, et al. "Effectiveness of isolation, testing, contact tracing and physical distancing on reducing transmission of SARS-CoV-2 in different settings"(2020年4月23日掲載)というプレプリントが出ている。個人ベースモデルのようだ。Summaryの結果のところに,楽観的だがありそうな仮定の下では,接触者追跡と検査の組み合わせだと伝播を50-65%減らせるが,大規模検査あるいは自主的隔離だけだと2-30%しか減らない,と書かれている。やはり接触者追跡が鍵なので,できるだけ早く法的問題をクリアしてDigital Contact Tracingを導入すべきと思う。ぼくはプライバシー権をほとんど侵害しないSingaporeのTraceTogetherみたいなソフトなら迷うことなくインストールするが(これなら監視じゃないし)。システムとしてはFraserグループの論文をベースに考えるべき。
- testthatの使い方は,パッケージフォルダの中にtestsというフォルダを作り,その中にtestthatというフォルダを作り,さらにその中にファイル名がtestで始まるRコード(例えばtestthat.R)を作る。testthat.Rの中に書くファイルの文法はそんなに複雑ではないが,expect_equal()で実数と等しいかどうかを判定するときは,1e-8の桁まで合わないとテストを通らないのが面倒だな。差を取ってround()して比較するか?
- のど自慢の時間帯に放送された,リトグリの生放送でのパフォーマンスは神懸かっていた。低遅延のNHKの伝送技術も凄いが,さすが耳栓をしていてもハモれるリトグリ。「足跡」は名曲だと思った。
- 夜はZoomを使って家族の近況報告会をした。自分が単身赴任で,息子は東京で働いていて,娘も今年から就職したので,元々バラバラに住んでいて,普段はLINEで連絡をとりあっているのだが,こういうのも良いかも。
(list)
▼前【376】(天気が良いので海を見てこよう(2020年4月25日)
) ▲次【378】(講義と査読(2020年4月27日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]