【第1767回】 会議とか忘年会とか（2024年12月18日）

• 7:00起床。浴槽に湯を張って入浴し、残り湯で洗濯機を回しながら、豚肉野菜炒めを作りつつ電子レンジでパスタを茹で、両者を絡めてスパイスを振った朝食。今日はいくつか対面の会議があるので、洗濯物を干してから名谷へ。その後は保健学研究科の忘年会が予定されている。
• 相変わらず家のWiFiが不調。5 GHzだとルータには繋がるがインターネット接続なしになってしまう。2.4 GHz接続も遅い。スマホは5 GHzでも繋がるので、PCに問題があるのだろうが原因不明。PCも別の場所では5 GHz接続できるので、PCが悪いとも思えず手詰まり。
• WHO事務局長の12月10日のメディアブリーフィング談話（の真ん中辺のLess than two weeks agoからのいくつかのパラグラフ）から、DR Congoの謎の疾病が重症マラリアだったという形でXなどで情報が拡大している（例えば作家で医師の知念さんのこのポストなど）。CNN.CO.JPの記事や、そこについている高山先生のコメントでは触れられているが（→22日現在、YAHOOでは掲載終了されたが、CNNの元記事や高山先生のコメントは残っている。ちょっとYahooニュースは記事を消すのが早すぎないか？）、これはこれまでに416症例（うち31人が死亡）が報告されているうち、12人分の血液サンプルを検査したら10人がマラリア陽性だったという話で、Tedros Adhanom事務局長の談話でも"Of the 12 initial samples collected, 10 tested positive for malaria, although it's possible that more than one disease is involved. Further samples will be collected and tested to determine the exact cause or causes."とあり、although以下がきわめて重要だ。つまり、マラリアも常在しているので重複感染している子どもが多いのかもしれないが、正確な原因（あるいは複数の原因の組み合わせ）を明らかにするためには、もっと多くのサンプルを集めて検査する必要があると明言しているので、原因が明らかになったとまでは言えない。個人的に気になるのは、重症マラリア患者の血液を検査すれば、たとえRDTでも感度は100％近いはずだし、ギムザ染色して顕微鏡で見ればほぼ見逃す可能性はないと思われるのに、12サンプル中2つもマラリア陰性だったという点と、The clinical presentation of patients includes symptoms such as fever (96.5%), cough (87.9%), fatigue (60.9%) and a running nose (57.8%). The main symptoms associated with death include difficulty in breathing, anaemia, and signs of acute malnutrition.というWHOのページにある臨床症状で、マラリアは呼吸器感染症ではないので、通常咳や鼻水はそんなに高頻度では見られないはず。別の病気との重複感染ではないかと思う。少なくとも現時点でマラリアが原因であったと断ずるのは時期尚早。ところで、朝日新聞のこの記事はGuardianからの孫引きであるせいか、事務局長談話なのにWHOの広報担当者呼び（まあ、ある意味広報担当者には違いないが）なのには苦笑してしまった。WHOのサイトぐらい確認すれば良いのに。

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