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【第1538回】 春分の日は『怪魚を釣る』を読了しfmsbパッケージ更新(2017年3月20日)
- 6:30起床。偶々つけたテレビで侍ジャパンとドジャースが練習試合をしていて,ちょうど岡田投手が抑えたり,平田選手が代走で出て三盗を決めたシーンを見ることができてラッキーだった。
- 昨夜風呂を追い炊きしたまま眠ってしまったので,さらに10分追い炊きして入浴。残り湯を使って洗濯機を回しながらゴミ出しに行ってきた。その後に朝食の準備。昨夜買ってきたボイルホタルイカの新物をメインのおかずにして,冷や奴とめかぶと野沢菜漬けを載せたご飯と,ベビーリーフとトマトのサラダというメニューにしたので,あっという間にできた。
- 食べ終わってからも洗濯機が回っている間は家にいるしかないので,fmsb更新作業をしながら,昨夜聞き逃したハモれでぃおをタイムフリー再生。脚本で遊ぶのは面白いけれども,やっぱりいつかはRiff-Offをやって欲しいなあ。
- fmsbパッケージの更新作業中,取り込み忘れがないか更新情報の保管庫5をチェックしていたら,以前書いたコードが目にとまり,今ではwpp2015パッケージができたからExcelファイルを読むなんて面倒なことをしなくても良くなったはずなので,書き直してみようと思い立ってしまった。作ってみたら簡単にできたのでアップロードしておく。
- 晴れているので洗濯物をベランダに干した後,fmsbパッケージ更新作業をしながら高校野球を流していたら,高岡商と盛岡大付属の死闘が凄くて惹きつけられた。延長十回裏,無死一塁からの三塁強襲打がグラブを弾いて外野に転がったのは盛岡大付属にツキがあったと思うが,無死二・三塁での2番打者には凄く打ちそうな雰囲気があったので,満塁策という手もあったかもしれない。が,もし同点だったら迷わず満塁策だっただろうが,1点リードしていたので勝負に行ったのだろう。守りの采配が難しいところだ。
- 久々にリンゴ追分ネタ。関西で主に活動している和楽器だけの演奏ユニット響喜による「りんごメドレー」のライブ映像を偶々見つけた。ちょっと録音が悪いのが残念だが,面白いパフォーマンスだと思う。
- 往路バスで,このところ読んでいた,小塚拓矢『怪魚を釣る』集英社インターナショナル新書,ISBN 978-4-7976-8006-5(Amazon | honto | e-hon)を読了。自分が中学・高校の頃に釣り同好会というサークル活動をしていて,毎週末は釣り三昧だっただけでなく,文化祭で無料配布していた文集には確か『「釣魚学」へのお誘い』というタイトル(30年以上前のことなので正確には思い出せないが)で文章を書いたり,自宅近くの浮間公園でライギョを釣って飼っていたりしていた頃の気持ちを少し思い出した。それと同時に,2メートル超のピラルク−が釣り上げた直後に死んでしまったときの喪失感なども胸に迫るものがあった。それ以上に驚いたのは,著者がパプアニューギニアのフライ川流域に何度も通っているという話だった。ぼくが1989年以来何度も通っているウィッピー(ギデラ)の生活圏内ではないか。ラスカルに襲われるかもしれないし,コレラやマラリアやデング熱の危険も大きいのに(本書にはマラリアに罹ったと書かれているが,たぶん関節痛ならデング熱の可能性の方が高いと思う。目の奥の痛みもあったなら間違いなくデング熱),釣りのために,あの辺りに単独で入っていく日本人の若者がいるとは驚いた。ワニ漁師ワビルの村というのは名前が書かれていないので正確にはわからないが,アワバかウピアラかワスアのどれかではなかろうか。ということは,同じ水系だから,1997年夏に魚とりをしたとき,運が良ければぼくもパプアンバスにも出会えたのかもしれない。なお,本書に書かれている通り,この流域ではオクテジ鉱山からの廃水の影響があって,補償金を貰っている村が潤っていることは,ぼくも見てきた。本書には書かれていないが,もっと酷いこともあって,交渉力がなくてパッケージに入れなかった村は,同じように水が汚染されているにもかかわらず補償金も貰っておらず,バラマンディーの漁獲が減って貧しくなっただけだった。「伝え聞いた話では,最近になってその企業が銅鉱山から撤退したらしい」と書かれていたのには驚いたが,オクテジ鉱山のサイトからは撤退したようには見えないから,たぶん昔から何度もある噂の一つだろう。パプアニューギニアの村人の間での噂の伝播速度はメチャクチャに速いのだけれども,本当でも嘘でも等しく広まるのが困りものだ。石油・天然ガスに次ぐあの国の基幹産業として,ブーゲンビルの鉱山と並んで国に必須な鉱山のはずだから,たぶん撤退はなかろう。会社が飛行機を持っていて,パプアニューギニア各地の村から屈強な若者を季節労働者として雇うことが続けられているのだが,ぼくの知り合いの中には,この季節労働を10年くらい,毎年3ヶ月だけやっていた人がいる。彼の話によると,3ヶ月の労働で,村で3年働いても手に入らないような給料をくれるし,そのおかげで3人の妻(彼らの多くは一夫一妻だが,中には一夫多妻の人がいる)とその子供たちを養えているのだが,あまりの重労働で,3ヶ月働いて帰ってくると身体中がボロボロになっていて暫く寝込んでしまうという話だった。本書には釣りを巡る社会的視点への言及も多いが,何だかいろいろ思い出してしまった。
- 17:00過ぎにfmsbの更新作業が概ねできあがった。あとはコンパイルしてアップロードするだけだ。fmsb-0.6.0の更新の目玉は,2015年の様々な日本の人口統計確定値を入れたことと,oddsratio()関数とriskratio()関数で,p.calc.by.independence=FALSEというオプションを付けるとvcdパッケージのoddsratio()関数と同じく,信頼区間関数でp値を計算するようにしたこと。さらに,hlifetable()関数とspearman.ci.sas()関数も追加した。昔と違ってftpでアップロードでなく,CRAN repository policyのSubmissionのところに書かれている通り,web interfaceを使ってアップロードしなくてはいけないのだが,そのURLを忘れていて探すのに時間が掛かった。あとでリンク集に追加しておこう。
- 帰宅後に気づいたが,fmsb-0.6.0のJfertに追加したデータのうち,ASMFR2015とすべきところをASFR2015としてしまっていた。ASFR2015という変数が2つ定義されてしまってまずいわけだが,勝手にASFR2015.1に変わって読み込まれており,エラーにはならないので気づかなかった。すぐ直すべきなのだが,もうon cran nowという返事が来てしまったので,1週間後くらいに0.6.1としてfixしたい。しかし変数名1文字だけのbug fixを新バージョンとするのも心苦しいので,何かもう少し更新したい。例えば1990年代に自分が調査してとったデータを加工して公開するとか(難しいのだが)。
- 晩飯はご飯と味噌汁(具は刻み昆布と油揚げと乾燥海藻類)と豚肉野菜炒め。美味くできた。日付が変わった頃に風呂に入ってそのまま眠った。
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