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2026年8月のラオス健康調査

Copyright (C) Minato NAKAZAWA, 2026. Last Update on 2026年8月15日 (土) at 21:16:53.

【第4日目】 順調ではあるが(2026年8月13日木曜)

昨夜案じていた通り寝落ちしてしまい、気がついたら5:00を過ぎていたので、シャワーを浴びて髪を洗い、再びデータ入力の続きとかメールチェックをしていたら、あっという間に6:20を過ぎたのでロビーに降りた。

このホテルはお湯はちゃんと出るし、毎日ベッドメイクもしてくれるし、新しいミネラルウォータのペットボトル(350mL)を2本くれるし、空調もちゃんと効くのは良いのだが、WiFiがインターネットにつながらないのと、ランドリーサービスがないのが欠点だと思う。バスタオルは毎日2枚換えてくれるのだから、洗濯と乾燥をする設備はあるはずで、ランドリーサービスくらいやったら良いのに。WiFiもルータをリセットすれば繋がるのではないかと思うが、去年からずっと同じ状態なので仕方ないか(スマホのUSBテザリング機能を使っているが、スマホの接続も4Gなので遅い)。

6:30に待ち合わせて隣のレストランで朝食。細麺のフォーに骨なし豚肉の唐揚げと野菜を入れてライムを絞ったもの+ベトナムコーヒー。砂糖なしにしてくれたのだが、なぜか仄かに甘い。もちろん基本はエスプレッソと同じなのでメチャクチャ苦いのだが。でも久々のコーヒーは美味かった。

昨日と同様に昼飯用の弁当としてソーセージとか干し肉とか鶏肉の照り焼きのようなものとか串焼きの雷魚に加えて、蒸したもち米と、さらに、塩と唐辛子で浅漬けした野菜(200 gくらいのポリ袋入で約70円という安さ)を買ってから車に乗って村へ向かった。

今日は昨日上陸したところからモーターボートが出るようで、水が流れてドロが流れたところを歩けば足が沈まないことを学習したので、昨日ほどはドロドロにならずに川岸に辿り着き、昨日よりさらに水位が下がった川も順調に渡れた。けれども、対岸の上陸地点がドロドロで、やはり膝まで泥に浸かってしまった。村に上がる崖は昨日より足場が良くなっていて、そこから先は順調だった。

8:00過ぎには調査を始めることができ、20人ほどは良いペースで村人が来てくれたが、そこからペースが落ちた。11:00過ぎからバッタリと誰も来なくなったので昼食を食べた。我々が持ち込んだ弁当の他には、昨日も貰った小ぶりなタケノコを煮たものに加えて、ゴールデンカムイに出てきたチタタプみたいな感じのリスの叩きと野菜と香辛料が細かく刻まれて混ぜたものが生で出てきた。流石にこれを食べたら腹を壊すだろうと思われたので、日本人の分だけそぼろみたいな感じで炒めてもらったが、もち米と一緒に食べたら大変美味であった。たぶん生の方が美味いのだろうが、感染症は怖いので加熱は欠かせない。加賀太きゅうりのような巨大なきゅうりがここの特産なのだそうで、それを切ったものも提供されたが、本当に加賀太きゅうりと同じような味だった。

村での昼食

午後は12:00から再開したが、人が来るペースが遅いので、村長を中心にしてラオラオの回しのみが始まってしまったらしい。13:00過ぎに村長が昨日声を掛けた人は既に全員来たから1杯飲めと言われてお猪口くらいの容器で半分だけ飲んでしまった。相変らずラオラオは喉が焼けるくらい強い酒だが、上質な泡盛みたいで美味い。というわけで、今日の調査はここで店じまいし、セポンの町に戻ることになった。

いろいろ話していたら、土曜に収穫祭(後で知ったが、正確には収穫前夜祭のような感じで、これをやってから新米の収穫をするらしい)があるとのことであった。村人は酒盛りになるので、もちろん健診などできないが、収穫祭の様子を見ることも調査の一貫として役に立つと思われるので参加することにはなった。ただ、土曜がお祭りだと、当然金曜から飲み始める人もいると思われるので、明日の朝は健診の続きをすることにしたが、それが本当にできるのかどうかが不安だ。

川を渡って道路に出ても車が来ていないので、道路の反対側にあった店に入って冷たい水を飲んだ。他のメンバーは既にラオラオで気分が上がっていたからかキンキンに冷えた缶ビール(BeerLaoではなくSAIGONとラベルにあったから、ベトナムからの輸入品なのだろう)を飲んでいたが、ぼくは晩飯までの間にデータ入力とスクリプト作成をしてしまうつもりなので飲まなかった。

セポンの町に着いて、ホテルに戻る前に銀行に寄った。ぼくは銀行の前のATMでPRESTIAのカードを使って300万キープを2回引き出し、丹羽さんは窓口で謝礼用の5万キープ札を大量に両替していた。

ホテルに戻って、まずはスマホとデジカメから写真をUSBでPCにコピーした。健診結果はデジカメで撮ったポートレートの下に文字と数字を入れたpdfを作ってプリンタで写真印刷して参加者に返すのだ。パプアニューギニアやソロモン諸島やラオス北部など、いろいろなところでやったが、だいたいどこでも好評だし、実際にそれで高血圧だとわかれば、それをもってクリニックに行くように勧めることができる。

Irfanview64のバッチ変換ダイアログ

手順としては、デジカメの写真は高解像度なjpgなので、それをIrfanView64というフリーソフトのBatch Conversion with Renameという機能を使って、image###.pdfという連番のpdfファイルに一括変換して1つのフォルダに出力するのが第一段階である。次に、同じフォルダにlist.csvという名前でcsv形式で保存した健診結果のデータファイルを用意する。さらに、同じフォルダに、Rのプログラムとして、list.csvを読み込んで、sink()を使ってTeXのソースを出力するスクリプトを用意する。TeXのソースの中では、1人1ページずつ、\includegraphicsでimage###.pdfを取り込み、その下に健診結果を(必要な場合は解釈とともに)書式付きで整形して出力するようにページレイアウトする。pdfLaTeXを走らせれば、全員分が1つのpdfファイルとしてできあがるので、効率よく写真プリントできる。

16:30頃までにここまでできたので、後はデータ入力の続きである。今日の晩飯は昨日より遅く19:00ロビー集合なので、まだ2時間はデータ入力ができそうだ。

データ入力は1/3くらい終わったところで18:55となったので中断しロビーへ。今日の晩飯は、セポンのヘルスセンター所長との会食だったのでベトナム料理屋で、ベトナムから輸入したという車海老のようなエビとイカと魚と豆腐と大量の野菜が入った火鍋のような鍋料理で、ビールも入ったので、6人で100万キープ近い値段になった(とはいえ、日本円に換算すると7000円しないので、酒が入ったにしてはありえないくらい安いわけだが)。食費は全員分を丹羽さんと2人でシェアすることになっていて、とりあえずということで300万キープを拠出したが、車代、ボート代、協力者への支払いはすべて研究代表者である丹羽さんの会計でやってくださっており、ぼくは随分楽ができている。

部屋に戻ってから少しデータ入力の続きをしたが酔いと疲れに耐えられず22:00過ぎには眠ってしまった。

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Correspondence to: minato-nakazawa@people.kobe-u.ac.jp.

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