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【第570回】 家で仕事する(2020年11月21日)
- 7:30起床。79.15 kg。
- 長野に帰る予定があったが,COVID-19の状況を考えて中止した。代わりにZoomミーティングする。
- 締め切りのある仕事と日々の仕事に汲々としていて,COVID-19の情報をちゃんとフォローし続けていられないのだが,久しぶりに少し関連情報をチェックして書いてみる。
- 夏にも流行曲線のピークはあったし,いまロックダウンしている欧州各国で新規感染者数が減りつつあることを考えたら,季節要因より行動要因の方が決定的なのは自明だろう。そこに目をつぶってすべてが季節要因のせいであるかのように語る言説は全部無視して良い。
- 何度も書いているが,GoToはそもそも終息後の経済復興策として計画されたのを,終息しないうちに経済がもたないということで始めたのが間違い。終息までもたせるには,経済的に困窮している業種の方には直接給付するとか,感染拡大リスクが低い業態への転換を支援するのが筋(面倒だし政府周辺の中抜きをしにくいから,その関係の人にはうまみがないが,NZや台湾のように終息させる方が良いに決まっている)。人間の行動が必ずしも合理的でないことを考えたら感染拡大リスクを下げきれない形でしかない業態のまま利用者を増やしたら,感染拡大するのが当然で,いつまでも終息しない。たぶんアドヴァイザリー・ボードや分科会の人たちはわかっていても立場上明言できないのだと思っている(昨夜の会見の1時間50分辺りのところで,尾身先生は口頭ではかなりはっきり言われていたが,文書としては出てこないし,その後の発言で,危機感は専門家のコンセンサスだが具体的に何をするかはアドヴァイザリー・ボードや分科会の職掌ではないとも言われていた)。
- 分科会からの提言に「感染がステージII相当に戻れば再び事業を再開して頂きたい」と書かれているのを見るだけで(他の文言も奥歯に物が挟まったような表現満載で,リスコミとしては下手だと思うが,分科会は政府対策本部の下部組織なので自公政権の[ということは,杉田内閣人事局長以下官僚組織のでもある]意に反することは公には言えない枠組みであり,立場上仕方が無いのだろう。これが専門家会議を廃止してアドヴァイザリー・ボードと分科会にしたことの最大の弊害だと思う),この国はCOVID-19を終息させる気が無いことがわかる。大学クラスターがいくつも出ているタイミングで,全面的に対面講義にするように文科大臣が国公立大学長に要請したと報道されているが,それからもわかる。
- 国民すべてが,日本も欧米のようにスペインかぜレベルの死者が出ても良いと合意しているのなら,それも仕方ないが,何か不思議な理由で日本は欧米のようにならないという幻想を振りまいておいて,感染拡大を促進するような施策を進めるのは,あまりにも不誠実だと思う。国民がアンビバレンツに陥り不幸になる。
- この記事にあるように,南太平洋の島々でもCOVID-19の感染者は検出されつつあるが,今のところ輸入症例だけで,それぞれの国内での感染は確認されていないはず。つまり,検疫と隔離に成功しているのは変わりない。NZや台湾も輸入症例は報告されている。問題は国内感染が起こってしまった場合で,NZはオークランドを即時ロックダウンして接触者追跡も完了し,早期に再終息させることができたが,インフラが脆弱な南太平洋島嶼国では難しいと思う。
- COVID-19のメモとリンクにこの1ヶ月のメモを雑なやり方だが追加した。時間が無いので,たぶん,今後もこういう感じの更新になると思う。
- 久々にアグロガーデンまで歩いて食材を買ってきた後,17:50までかかって,校正が1つ終わった。まだ原稿が1つ,校正が1つ残っている。
- 夜は2時間半くらいZoomミーティングをして,テレビを付けたらホークスがジャイアンツの先発菅野投手から追加点を挙げたところだった。森投手の投球が若干不安定だったのを除けば,ホークスは盤石ではなかろうか。
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