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【第772回】 今日は名谷キャンパスへ出勤(2021年6月18日)
- 6:00起床。81.70 kg,98%,35.7℃。
- 6月15日付けで官邸サイトに載っている新型コロナウイルス感染症に関する国内外の研究開発動向については莫大な情報がまとまっている。概ねソースも示されているのが良い。
- 昨日付けのEurosurveillanceにCampbell Finlay, Archer Brett, Laurenson-Schafer Henry, Jinnai Yuka, Konings Franck, Batra Neale, Pavlin Boris, Vandemaele Katelijn, Van Kerkhove Maria D, Jombart Thibaut, Morgan Oliver, le Polain de Waroux Olivier. Increased transmissibility and global spread of SARS-CoV-2 variants of concern as at June 2021. Euro Surveill. 2021;26(24):pii=2100509. https://doi.org/10.2807/1560-7917.ES.2021.26.24.2100509という速報が載っていて,変異株別の実効再生産数の増加割合が比較されているFigure 1をみると,B.1.617.2(=Delta)の強烈さが一目でわかる。
- 変異株別の分析ということでは,昨日の朝tweetした(物凄い数のRTといいねをいただいた),西浦さんたちのグループがどこかに投稿中の論文がプレプリントサーバに載っているのをニューロドクター乱夢さんがブログで紹介されているものも重要だと思うので,早くアクセプトされると良いなあ。
- ご恵贈御礼。三中信宏『読む・打つ・書く:読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々』東京大学出版会,ISBN 978-4-13-063376-5(Amazon | honto | e-hon)が大学のメールボックスに届いていた。ありがとうございます>三中さん。表紙裏にドイツ語と英語のタイトルがあり,ドイツ語の意味はわからないが,"Climbing the Impossible Mountain: Reading, Reviewing, and Writing for the Bookworm-Scientist"という英語タイトルが格好良い。日本語タイトルはもちろん男の放蕩の代名詞のように使われる「(酒を)飲む・(博打を)打つ・(女を)買う」という慣用句の捩りであろうが,本の虫である科学者にとっての知的道楽を貫徹することは,不可能な山を登ることに似ているという意味なのかもしれない。ところでClimb the mountainといえば,去年リトグリがカバーしていた"Ain't no mountain high enough"という歌が想起されるが,目標を決めて正しいルートを取れば高すぎて登れない山など存在しないと考えた方が人生は楽しく,おそらく三中さんの英語タイトルも反語的な意味ではないかとも思ったりする。本の中に解題されているだろうか。ともあれ,読むのが楽しみだ。
- 政府CIOポータルサイトに,ワクチン接種記録システム(VRS)についてというページが2021年1月25日に開設されていて,そのことは「お知らせ」でアナウンスされているのだが,そこの「更新情報」の中に2021年5月27日付けで掲載されている高齢者等の接種状況ダッシュボード(ページ内リンク)から,「ダッシュボードで接種状況を詳しく見る」とリンクされているダッシュボードにはCIOポータルサイトトップのお知らせからのリンクがないのが勿体ないと思う。医療従事者等への接種状況データへのリンクを含む,官邸のワクチン接種状況のページからリンクされているが,CIOポータルサイトのお知らせにも載せてくれた方が見つけやすいだろう。つぎはぎで作られているから仕方ない面もあるが,ワクチン接種関連情報の公開のされ方は体系立っていないので美しくないと思う。職域接種の総合窓口が官邸サイト内にあるのだが,そこからリンクされている申請ページは,goドメインの中に官邸サブドメイン内とは別のgbizサブドメインが作られていて,なぜか厚労省の管轄なようだ。まあ他人のことをとやかくいえるほど,自分のサイトも整理されているとは言いがたいが。
- 来週の講義のZoom予約をして,BEEFにアクセス情報を掲載し,講義資料を作ってアップロードしたら20:00近いので帰るか。radikoでドラゴンズの試合を聴いていたら,いったん2-2に追いついたが,オスナ選手にスリーランホームランを浴びて負けそう。で,やっぱりそのまま2-5で負けた。
- 神戸市からCOVID-19の接種券や予診票が届いていた。基礎疾患があると(BMIが30を超えていることも含むと明記されていた)優先接種の対象になると書かれていたが,該当しないので7月5日以降しか予約できない。そうなるとたぶん職域の方が早いだろうから,その場合はこの接種券を職域の方に提出することになるらしい。
- リスク管理とリスク評価が独立していなくてはいけないのは去年から書いてきたことだが,漸く西浦さんも書いてくださった。
- ミュージックステーションはゆずの新曲のCateenさんのピアノ伴奏と東京事変のパフォーマンス目当てで視聴したが,どちらも良かった。が,番組内でCateenさんが伴奏していることにカケラも触れられなかったのは残念だった。『音楽』はハイレゾ版を買って聴いていたので曲としては知っていたが,「銀河民」という曲は後期YMOっぽいメロディとリズムで,ライブ演奏の画面が加わるととてもオシャレだった。東京事変の魅力がもっとも輝くのは,MVも公開されている「緑酒」ではないかと思うが(ちょっと「群青日和」と「新しい文明開化」,あと東京事変ではなく椎名林檎ソロ名義だが「NIPPON」を思い出させる),『音楽』は1曲目「孔雀」から般若心経が歌詞になっていて,こんなの七福神の『We Are Here』の1曲目「The Magic Carpet」以来だろうと驚いたし,全編センスと驚きとグルーブ感に溢れた傑作と思うので(ただ,リトグリ「君といれば」と同時に買ったので,「君といれば」を繰り返して聴きすぎていて,『音楽』はまだ数回しか聴いていないが),「銀河民」をライブでやるという選択は,幅を魅せるには良かったとも思う。ところで,銀河が歌詞に出てくる音楽としては,太田裕美さんの「銀河急行に乗って」がまず思い出されるが,忘れてはいけないのは,Flying Kidsの『みんなあれについて考えてる』に入っている「銀河系」であって,あれは素晴らしい傑作なので,まだ聴いたことがない方は是非。とくに『三体』3部作が好きな方にはお薦めしたい。七福神『We Are Here』の2曲目「Coming Down」を物凄くスケールアップしたような曲だが,浜崎さんの艶のあるボーカルで歌いあげられる「愛なんていう感情はこの星の甘い罠。だけど,愛してる人がいるんだ,いまここに,すぐそばに」というエンディングが痺れる。
- 今夜は【A Cappella】きらり / 藤井風 - Kaze Fujii -(Covered by Nagie Lane)などという,最高にオシャレで気持ちいい音楽も公開されて耳が幸せだ(風さんのオリジナルとはまた別の魅力に溢れていて両方良い)。
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