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【第896回】 実習などのため出勤(2021年11月26日)
- 6:00起床。82.65 kg,97%,36.9℃。
- 8:40頃に研究室に着いた。
- 2限に公衆衛生実習で紫外線関係の装置のチェック。
- 午後も公衆衛生実習のグループ実習で学生が使う物品のチェックとかメールの返事とか。
- GSICSの四本先生が翻訳され,医事監修ということでお手伝いした,ジューン・グッドフィールド(著),四本健二(訳)『ワクチンが起こした奇跡:予防接種拡大計画:感染症と闘った人々の記録』明石書店,ISBN 978-4-7503-5290-9(Amazon | honto | e-hon)が届いていた。1991年に出版された古典なのだが,これまで邦訳がなかったので,EPIに関心がある方には役に立つかもしれない。「尾身茂先生推薦!」という帯が付いていて驚いた。冒頭,Goodfieldの原文が誤っているのだと思うが,ラヒマ・バヌが「人類史上最後に」感染したという文章があったので,「ラヒマ・バヌの感染は1975年10月で,人類最後の天然痘患者は公式には1977年10月に感染したソマリア人Ali Maow Maalinになっています」と出典([1],[2])付きでコメントしたので,その部分の「人類史上最後に」が除かれていたのだが,数行あとの,「人類の歴史の流れを変えてきたウイルスの最後の宿主は」を直し損なっていた。「ほぼ最後の」とするべきだった。脚注で訳注を入れていくスタイルならば問題なかったのだが。後の方では訳注として,現在ではヒトを宿主とするマラリア原虫は5種類といった情報も括弧書きで書かれているので,ラヒマ・バヌのところもそうした方が良かったかもしれないとは思うが,著者自身がラヒマ・バヌに会ったというエピソードの紹介だから,公式にはソマリア人が最後とされているという訳注は付けにくかったか? あるいは括弧書きで付けるには長すぎたか?
- シンプル衛生公衆衛生学の初校が届いたので作業せねば。あまり作業が進まないうちに19:00を過ぎたので帰途に就いた。
(list)
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