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【第945回】 大寒(2022年1月20日)
- 6:30起床。82.80 kg。
- 洗濯かごが一杯になったので,浴槽に湯を貯めて入浴し,残り湯で洗濯機を回しながら,冷凍餃子をフライパン調理して玄米ご飯と冷や奴とトマト1個と合わせて朝食。マンデリンハイローストを淹れて飲みながらテレビを眺めていたら,今日は大寒だと何度も言っている。
- 大寒って何だっけ? とWikipediaを見たら,二十四節気の最後で,天文学的には太陽黄経が300度になる瞬間をいうのだそうだ。今年は2:39だったらしいので,既に過ぎているが,もちろん普通はその日を指す。
- 木曜なので例によって朝から晩までオンライン講義であり,兵庫県でもCOVID-19の新規感染者が増えていることもあり,在宅勤務する。
- あ,プラ容器包装を出さねば。
- 岸田さんのtweetで知ったが,札幌市保健所のサイト内にある施設などが自ら行う疫学調査の手順。手順そのものはpdfファイルにまとめられている。
- 午前中の講義終了。ブータンのCOVID-19ワクチン接種が90%を遥かに超えていて対策に成功しているのは何故なのかというオピニオンペーパー(Tsheten, T., Tenzin, P., Clements, A.C.A. et al. The COVID-19 vaccination campaign in Bhutan: strategy and enablers. Infect Dis Poverty 11, 6 (2022). https://doi.org/10.1186/s40249-021-00929-x)が興味深かった。院生が紹介してくれたAl Jazeeraの動画では,海外から供与されたワクチンをヘリで空輸して接種していたのが印象的だった。国民が協力的なのは,首相と保健相のリーダーシップに加え,国王や中央仏教寺院やリンポチェ(ってチベット仏教でダライラマに使われる「猊下」だと思うが,spiritual mastersと書かれていた)に導かれている他の寺院が,ワクチンや他のCOVID-19対策への信頼を確立するのに大きな役割を果たしたためという説明は納得がいった。隣国のネパールとは国境通過が容易なのに,ネパールでは多くの感染者が出ていてブータンでここまで抑えられているのは,これが理由だという。ただ,ワクチン供給源を援助に頼っている以上,最近の,おそらくオミクロン株による感染者急増に対して,簡単にはブースター接種はできないだろうし,これからどうなるか。国民が政府の対策を信頼して,適切なNPIsをとれば,ブースター接種なしでもオミクロン株を抑えられる,となったら朗報なのだが。
- 感染研のオミクロン株レポート第6報を見ると,B.1.1.529には下位系統BA.1,BA.2,BA.3があって,現在世界の主流はBA.1だが,デンマーク,フィリピン,インド等で増えつつあるBA.2はBA.1より変異部位が少なくスパイクタンパクの欠失もないと書かれている。下位系統といっても別の変異株くらいの扱いをした方が良いのではないだろうか。国によって検出の仕方が違っているとも書かれていて,今後データを見るときにより注意が必要だな。
- mdpiからHealthcare誌のSpecial Issueとして"COVID-19: Impact on Public Health and Healthcare: Volume 2"が出版され,pdfはオープンアクセスであるというメールが来た。Volume 1は2021年10月に出ていて,そちらにはUMINの木内先生がラストオーサ-になっている論文が入っていたが。
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