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【第1942回】 健康学会@札幌(2025年10月10-12日)
- 今日から札幌に飛ばねばならないが、まずは名谷に出勤する。
- 10:30過ぎに名谷を出て神戸空港に行き、Skymarkで新千歳へ飛んだ。札幌に移動してホテルにチェックインしてから理事会へ。
- いろいろと次期理事会に問題の先送りをしてしまったが、とりあえずこれで(厳密には明日の評議員会以後だが)、少なくとも一期は理事ではなくなる。
- 理事会の懇親会は駅近くの海鮮居酒屋で、ソイのお造り+他の刺し身盛り合わせが1人1皿ずつ出てきたところから始まり、大変美味な海鮮(一部それ以外の料理もあったが)コースで大満足であった。
- それにしても神戸とは段違いの寒さで、さすが札幌である。
- ホテル近くのコンビニで明日の朝食とドリップコーヒーバッグを買い、コーヒーを飲みながらメールチェックしているうちに寝落ちした。
- 翌土曜は6:30起床。買って冷蔵庫に入れておいたバインミーとおにぎりを食べてからシャワーを浴び、メールチェックの続き。
- 9:00から最初のセッションで座長をしなくてはいけないので、8:30までには出発したい。
- 今日から日本健康学会第90回総会。ギリギリで着いたと思ったが、実は9:00-9:15は大会長挨拶で、9:15からが一般演題1のセッションだった。無事に座長を済ませてからは同じ部屋でシンポジウム1に参加し、優秀論文賞の表彰式に続いて別の部屋に移動して評議員会。その後は特別企画での基調講演と鼎談からポスターセッション。
- 基調講演を聴きながら、関連しそうなサイトをXへのポストでメモしたので採録しておく。気候危機に関する気象予報士・気象キャスター共同声明 | NPO法人 気象キャスターネットワーク Weather Caster Network (WCN) 、Jリーグ気候アクション、Green Practice|人と環境のための医療|、世界経済フォーラムのGlobal Risks Report 2025、Future Earth。
- フラッシュトークを大会場でやってからポスター前に移動して質疑というスタイルだったが、質問しようと思ったポスターの前に発表者がいなかったのは残念だった。休憩を挟んで一般演題4に参加。今回口頭発表も2会場に分かれているので、裏番組が聞けないのは残念だが仕方がない。続いて学術サロンで自由な(とはいえ、時間が足りなかった気はするが)討論があり、サッポロビール園で懇親会があった。美味いラム肉を焼いて食べるのが忙しく、あまり多くの人と喋る機会はなかったが、まあビールも肉も美味しかったからいいか。お開きの後は人類生態の同窓生たちと歩いて札幌駅経由でホテルに戻った。クラークホテルの部屋には電子レンジが備え付けてあるので、明日の朝食として鶏めし弁当のようなものをホテルのすぐ近くにあるセブンイレブンで買った。
- 日曜は6:30に起床し、シャワーを浴びてから昨晩買っておいた弁当とコールスローサラダと豆乳で朝食を済ませた。発表内容のどこに力を入れるかを検討してから会場へ。かなり余裕を持って到着。一般演題5の3演題目が自分の発表だったが、若干時間配分を間違えて1分近く超過してしまったのは反省せねばならない。内容については、2019-nCoVについてのメモとリンクに書く予定だが、ここにも少しメモしておく。
- タイトルは『インターネット上の健康関連情報のリンク切れ問題:COVID-19関連情報を例として』とした。けれども、リンク切れについての問題意識を共有してもらうためには、健康関連情報を提示する際に情報源へのリンクがなぜ重要かという説明が必要なので、情報源を辿れないと、提示された情報自体の信頼性が確認できず、マスメディアによる誤解や不正確な記述があった場合に誤解が拡散していくインフォデミックの問題に触れないわけにはいかなかった。そこで、発表の構成を、(1)情報源として、インターネット上のウェブサイトやSNSや動画配信サイト(ネット情報)への依存の高まり、(2)ネット上の健康関連情報において、リンクがなぜ重要か、(3)リンク切れの類型、(4)リンク切れ対策という順番にして、(3)(4)に重点を置こうと考えた(けれども、結局前半に時間を使いすぎたので失敗だった)。集英社オンラインの会員限定記事がYahooニュースで紹介されていたものを踏まえて(1)を説明し、随分前から書いているように、学術情報を提示する際には原著論文の書誌情報を示しリンクしないと誤解や誤情報が拡散する可能性があるので、例えば、COVID-19のウイルスがインフルエンザウイルスより弱毒化したという誤解の拡散の例では、公的機関のサイトでは極小文字で注釈がついていたものでも、メディアが取り上げるときは注釈が脱落することが普通で、そのうち誤解が見出しになり、見出ししか見ない人も含めて拡散していき、果ては政策にも影響してしまう、という例を紹介したところで、既に8分が経ってしまった。あと2分しかないので、COVID-19関連のネット情報の特徴を簡単に示し、リンク切れの4類型(新着情報からパーマネントな情報への移行/サイト構造の改変/古くなった情報の削除/組織自体の消滅)とそれぞれへの対処提案を示し、404画面のスクショから2020年中の2019-nCoVについてのメモとリンクからのリンクが2025年3月時点でどれくらい生きていて、4類型それぞれのリンク切れがいくつあるかという表(大会抄録にも載せた)を示して、最後に提言として、WARPや東京科学大のページで紹介されているArchive-Itのコレクションのようなアーカイブを作る必要性(+電子化されていない情報も含めたアーカイブの試みとして基盤A飯島班の活動)を提言したら1分ほど時間超過してしまい、質疑の時間が短くなって申し訳なかった。前置き部分はもっと削るべきだったかもしれない。
- その後はプレナリーで行われたシンポジウム2を聞いて大会終了。大会長の山内さんらと5人で門のすぐ傍にあるレストランでスープカレーのセットを食べたが、美味いは美味いのだけれども、辛さ2でも相当辛めであった。
- その後は飛行機の時間が近いという林さんと一緒にエアポートライナーで新千歳に移動した。ぼくの飛行機は20:35発なので、自動チェックイン機にQRコードをかざしてチェックインを済ませた後、楽天ゴールドカードとボーディングパスを提示してスーパーラウンジに入った。これから3時間半くらいの間、コーヒーを飲みながら締め切り仕事をして、終わってから晩飯を食べて手荷物検査場を通るくらいの感じでちょうど良さそうだ。
- 今日締め切りの仕事は18:00過ぎに無事完了した。ほぼ予定通りといえようか。
- 朔風亭というレストランに入って、漁師のまかないぶっかけ丼を食べたが、大変美味であった。
- 飛行機は予定通りだったが、帰宅したら日付が変わる直前で、大変疲れた。
- 宅配の不在配達通知がポストに入っていたが、明日だな。
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