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鐵人三國誌・アーカイヴ

Latest update on 2019年1月20日 (日) at 16:43:13.

目次

【第18回】 土曜も出勤(2019年1月12日)

洗濯など日常生活

7:30起床。豚肉野菜炒め,冷や奴,レトルトご飯で朝食を済ませた。洗濯物が溜まっているので風呂に湯を張った。

入浴して洗濯してから出勤予定。今日の出勤の主目的は昨日郵送で届いていた都賀川の水の測定と,Alimさんの相談に応じること。他にも書類仕事が多々あるのでやらねば。

しかし,洗濯物を干し終わるのが昼近くなりそうなので,出勤途中で昼飯を食べていこうと思う。

結局,寿司を買ってきて研究室で食べた。ラボは寒いので先に研究室で書類仕事を済ませる。とりあえず次のEnvironmental Healthの講義資料ができたのでアップロードしたらAlimさんと約束した16:00が近いのでラボに降りる。

Alimさんとのミーティングが終わって測定しようかと思ったが寒さでめげたこともあり,測定は明日にして,今日は書類仕事を先に済ませる。

医師の働き方

Tweetしておいた厚労省の医師の働き方改革検討会の資料をざっと見てみたところ,この資料に基づいて,現在では病院勤務医の約1割を占めている,年間時間外勤務が960時間を超えるような働き方を,2024年4月以降は原則として罰則付きで禁止するという話であることがわかった。しかし,暫定特例水準として,それだと地域医療が回らないから年間2000時間まで認めるというのは,明らかにダブルスタンダードであろう。つまり,地域医療に従事する医師は,健康確保のための措置をとれなくても仕方がない,という考え方なのだ。これではスーパーマンしか地域医療に従事できない。医療法は必要な医療従事者の適正配置を求めているから,暫定特例水準を設けるのは明らかに筋が悪い。リンク先資料7ページの図を見るとイメージしやすいと思うが,(A)の年間時間外勤務960時間ならば,週7日のうち,8:30-18:30勤務が週3日,完全休日が1日,8:30-14:30勤務が1日,8:30-翌日12:30の28時間勤務となる足かけ2日が1回(のように見える),とまだ理解できるけれども,7:00-21:00勤務が週4日+28時間連続勤務という(B)の働き方は普通の体力の人では無理だろう。睡眠時間6時間の確保を謳っておきながら当直が当然のように組み入れられているのもおかしくて,そもそも壮年の平均必要睡眠時間は7時間台だし,寝だめはできないのだから,毎週1日だけ当直が入るのは負担が大きい。どうしても夜間勤務になる人が必要なら,もっとゆっくりずらしていく形にするか,逆に夜勤専門の人を作るかした方が良いのではないだろうか。

人口論

20:00過ぎに帰途に就いた。

まだ本屋が開いている時刻だったので,つい寄ってしまった結果,福井憲彦/杉山正明/大塚柳太郎/応地利明/森本公誠/松田素二/朝尾直弘/青柳正規/陣内秀信/ロナルド・トビ『人類はどこへ行くのか(シリーズ・興亡の世界史)』講談社学術文庫,ISBN 978-4-06-514410-7(Amazon | honto | e-hon)など4冊買ってしまった。『人類はどこへ行くのか』は2009年4月に刊行された本の文庫落ちだが,データを新しく差し替えるなど,改訂新版と言って良い。大塚さんの文章を読むために買ったが,昨年末に刊行された『人口学事典』に大塚さんに寄稿していただいた2つのトピックに関心をもった方は,是非これを読まれると良い。また「はじめに」と第1章に掲げられた,日本発の世界史像を描くという意図も明快で,これは良い買い物をしたと思う。

さらに,Teamバンミカス(原作マルサス)『人口論』講談社まんが学術文庫,ISBN 978-4-06-513343-9(Amazon | honto | e-hon)が意外な収穫だった。よくある古典のまんが化かと思ったら全然そうではなくて,マルサスの人口論をモチーフに,当時のイギリスの社会背景を踏まえつつフローレンス・ナイチンゲールやアレクシス・ソワイエやオリバー・ツイストを結びつけて想像力を膨らませ,1つのストーリーにしてしまった野心作であった。しかもマルサス人口論のエッセンスやナイチンゲールが統計を重視したという要点は外しておらず,うまく漫画にしたなあと思う。人は自滅しないほど賢くなれるかという問いかけは重い。茨木保『ナイチンゲール伝:図説 看護覚え書とともに』医学書院,ISBN 978-4-260-01840-1(Amazon | honto | e-hon)などを見てもフローレンスの父ウィリアムがマルサスと知り合いだったのかとか,フローレンスが『人口論』を読んでいたのかなどは事実か空想かわからないが,時期的には事実であってもおかしくはない。

(list)

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