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【第780回】 質問に答えたり査読したり原稿書いたり大会準備したり(2021年6月26-27日)
- 5:00起床。やはり82.40 kg。
- 土曜くらい休みたいところだが,いろいろと滞っているので在宅で仕事。
- 昨日のファームの試合でドラゴンズの石川昂弥選手がデッドボールを受けて尺骨骨折してしまったというのは大変気の毒。
- https://minato.sip21c.org/2019-nCoV-im3r.htmlのリンク集というかまとめ部分の内容をMediaWikiで整理してhttps://covid19.sip21c.org/にするという作業に着手したのだが,サイドメニューに「アップロード」が出てこなくて,画像のアップロードができずに頓挫中。しかしこれ,誰でもユーザ登録できてしまうし,登録しなくても編集できてしまうのか。それも困るかなあ。まあいいや,とりあえず,編集に参加したい方はメールください,と注記だけしておこう。
- 今日のドラゴンズは1-7で負けていたところから4点を挙げて5-7まで追い上げたのは良かったが,その後再び突き放されて完敗。打たれすぎ。
- 8訂食品成分表のエネルギー産生成分の計算法が変わったことの関連で,精白米100 g当たりの食物繊維総量が炊いた「めし」の方が「穀粒」より増えているという話を聞いた。普通は調理すると水分が入るから重量当たりの含量は減るのが当然のはず。調べてみたら,エネルギー産生成分の計算法が変わった影響としては,陸稲穀粒を除けば総じてエネルギーが減っていたが(8訂成分表のpp.531-532),そこまで大きく変わっているわけではなくてホッとした。食物繊維総量については,Excelファイルを見たところ,こめ[水稲穀粒]玄米(01080)は3 g,こめ[水稲めし]玄米(01095)は1.4 gと減っているが,こめ[水稲穀粒]精白米うるち米(01083)は0.5 gなのに,こめ[水稲めし]精白米うるち米(01088)は1.5 gと増えているのは,確かに変な気がした。測定しているサンプルが違うことによる影響の可能性も無くはないのだが,炊くと白米の方が玄米より重量当たりの食物繊維が多いというのは,どうにもおかしい。データベースで見ると水溶性0 g,不溶性0.3 g,総量1.5 gとなっているので,これがもし間違いでないとすると,ここの説明によると,水溶性にも不溶性にも入らないのは難消化性でん粉(resistant starch)くらいなので,炊くとそれが1.2 gも増えていることになってしまうが,さすがにそれは変だろう。[水稲めし]玄米の方は,同じくデータベースで見ると,水溶性0.2 g,不溶性1.2 g,総量1.4 gとなっていて辻褄が合っているので,単なるタイポなのではないかなあ……と思ったが,どうも,こめ[水稲めし]精白米うるち米(01088)の食物繊維総量だけ計り直した値が掲載されているという話があるようだ。それが真相だとすると,せめて水溶性,不溶性も測って,穀粒の方も同じロットのサンプルを測り直した値を揃えてから出してくれないと困るよなあ。
- LIFEで食材を買ってきて,鰹のタタキとご飯とサラダだけという簡単な晩飯を済ませた後も少し仕事をしたが,あまり進まず眠ってしまった。
- 日曜は7:00起床。82.00 kg。
- 牛すじ肉野菜炒めと玄米ご飯で朝食を済ませ,豆匠で買ったマンデリンハイローストを挽いて淹れてから,昨日の作業の続き。
- 感染研が東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けての感染症リスク評価 (更新版)(2021年6月25日公開)という文書を出しているが,感染研の立場で非現実的な仮定に基づいた許容的な記述があること自体良くないと思う。オリンピック関係でバブルが守られるわけがない(たぶん政府や大会組織委員会は,次に引用する段落が,全体としては徹底したリスク管理を求める文章であることを無視して,一文目だけ採用するだろう。GoTo Travelで旅行自体は感染リスクを高めないと専門家会議が言ってしまったことを政府がGoTo Travel推進の根拠として宣伝したことと同じ構図である。対人接触がゼロで外食もせず会話もしない観光旅行なんてあるわけがない)。「新型コロナウイルス感染症については、大会におけるリスク管理措置が徹底され、遵守された場合においては、海外からの輸入症例を起点とした国内流行が発生するリスクは低いと考えられる。しかし、特定区域内でのリスク管理措置が適切に行われない場合、特定区域からの離脱後に国内感染につながるリスクがあることから、アスリート等の大会関係者はもとより、特に、特定区域に滞在する海外報道関係者及び大会ボランティア等について、リスク管理措置を徹底することが必要である。また、市中においては、大会開催に伴う大会関係者の国内往来により密集が生じる場合、応援イベントや競技場や事前キャンプ所在地等で人が集まる機会の増加、地域内・地域間の人流の増加等が契機となり国内の感染拡大のリスクが高まる可能性があるため、警戒するとともに、大会期間中のテレワークの集中的な実施を含めた人流抑制等の対策を進めることが必要である。」とあるが,ウガンダ選手団が泉佐野市までバス移動してしまった後で2人目の陽性者が見つかったこと1つとっても,管理措置は適切に行われていないことが明白なので,この文言は既に机上の空論である。だから,感染研はリスク管理者に配慮せずリスク評価者の立場に徹して,こんな夢物語を書くのではなく,既に適切な管理ができていないから中止しなくてはいけない,と主張するべきだった。そもそも熱中症リスク評価と切り離した感染症リスク評価を単独で提示することにあまり意味が無い。国研だからリスク管理者である国からの指示があったら出さざるを得なかったのだろうが,そのこと自体,リスク論的にはリスク評価の独立性という基本ができていないダメな状況であることを意味する。
- 今日のドラゴンズは1-1の引き分け。終盤はピンチの連続で押されていたので,負けなくて良かったという試合。
- その後もメールの返事を打つのに時間が掛かったが,大会準備でWordPressでのフォームメールの設置の仕方がやっとわかってきた(自分でhtmlとcgiを書けば早いんだが,日本健康学会大会は,学会サイトのWordPressを使わねばならないので,手間は掛かるがWordPressと格闘している)。けれどももう日付が変わりそうなので眠るべきか。大会長といっても神戸大には自分しか会員がいないので,全部一人でやるしかないため,準備に時間が掛かっているが,会員の皆様にはもう少しお待ちいただきたい。
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