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【第960回】 書類提出と採点(2022年2月4日)
- 7:30起床。82.75 kg、97%、36.3℃。
- 発熱外来補助金はインフルエンザ流行期に設置が必要という立て付けだったから、季節性インフルエンザがほぼ流行していない以上、この冬にないのは理屈は通っている。検査の保険点数引き下げも、実勢価格の低下に合わせるということで理屈は通っている。しかし、それで医療機関の対応が危機に陥るのだとしたら、もっと根本的なレベルでの問題があるのだと思う。
- モーニングショーでHER-SYSの問題が取り上げられていたが、日本の情報集約と公表システムの遅さは2020年3月11日に指摘して全体をオンライン化すべきと書いたし、HER-SYSができたときも、NESID全体をオンライン化するのが王道だったのに迅速導入のためにHER-SYSを別途作っておきながら導入が遅いことを批判した。拙速な弥縫策が失敗するのは良くあることで、ちゃんと金と時間を掛けてNESID全体をオンライン化すべきだったと思う。人口動態統計のシステムと合わせて、今からでも良いので、ちゃんとシステム設計して、全体をオンライン化すべき(次期感染症サーベイランスシステムについての2021年6月の資料を見ると、SoEとSoRと分けてSoEを多元化するという設計で、FAXも残っているなど、NESID全体をオンライン化するという発想にはなっていないようだが。システム的には全医療機関にシンクライアント―と、できれば専用線も欲しいところだが、予算的に難しければ登大遊さんが開発されたようなセキュアなVPNでも良いと思う。もっと言えば、シン・テレワークシステムを使えば、シンクライアントを配らなくても既存の病院情報システムをつなぐこともできると思うが―を無料で配備して厚労省か感染研が管理するサーバあるいはクローズドなクラウドで強力なRDBを運用するのがベストだと思う。たぶん予算規模としてはそんなに変わらないのではないか)。2021年7月に書いたように、Human Mortality Database (HMD)の中で38ヶ国について提供されているShort Term Mortality Fluctuations(リンク先はShinyアプリでインタラクティブな操作で視覚化を可能にしているサイトだが、Natureのscientific dataの中に詳細なデータ記述がある)に日本のデータがないのは大変残念なことだ。長期的な死亡統計自体はHMDにちゃんと入っているのに、死亡率の短期的な変動を示すデータが利用できないのは、この遅れのせいだろう。
- 某役所からかなり面倒な書類を2週間で作って提出するようにというメールが来たので、対応せねばならない。うーむ。
- 今日も空調工事が続いているため7階の研究室が使えないのでラボで作業。総務と教務に出す非常勤講師雇用関係の書類は昼前にできあがったのでメール送信した。
捺印署名が必要な書類があるということで事務に行ってこなくては。
- 事務で署名をしてから15日の講演資料を修正中。いや採点もしなくてはいけないのだが。
- 修正完了時点で16:00。次は某国際学会の仕事を少し進めてから採点に入るべきか。
- 某国際学会の仕事はサーバの仕様に癖があって難航中。散髪してから帰宅。
- テレビメディアはまたオリンピックの狂騒で埋められつつある。中国の感染状況は昨夏の日本よりはだいぶマシだし、おそらくバブルのコントロールは日本より厳密にやるとは思うが、それでもグローバルな人流増加がさらなる変異株出現リスクを上げる可能性はあるし、そもそも冬季五輪は冬がある国(概ね先進国)に限られたお祭りで、熱中症のリスクこそないがオリンピックという冠をつけずに競技種目ごとのワールドカップで十分なものをIOCと広告業界とメディアがビジネス展開していると思うので、いまやらなくても良いと思う。というか、いまの日本の状況で、心からオリンピック中継を楽しめる視聴者がどれくらいいるのだろうか? まあ日本でやっているわけではないから、日本の緩和ムードを高めることには直結しないにしても。
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