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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『狗神』

書名出版社
狗神角川書店
著者出版年
坂東眞砂子



Jan 26 (sat), 2002, 11:32

がんりょ <acca1aac093.tky.mesh.ad.jp> website

"狗神よりも恐ろしいものとは...


血,迷信,禁断の愛,呪われた運命に操られる一族.

山村の美しい自然とドロドロした人間関係がここに描かれている.


表面上はにこやかに付き合っていた,心さがない村人たちの差別が徐々に顕在化していく過程は,本当に恐ろしいのは人"


Jan 26 (sat), 2002, 11:38

がんりょ <acca1aac093.tky.mesh.ad.jp> website

狗神よりも恐ろしいものとは...


血,迷信,禁断の愛,呪われた運命に操られる一族.

山村の美しい自然とドロドロした人間関係がここに描かれている.


表面上はにこやかに付き合っていた,心さがない村人たちの差別が徐々に顕在化していく過程は,本当に恐ろしいのは人間であることを教えてくれる.


タイトルのように,狗神伝説を題材にしているが,条理と不条理のバランスがよく,子供だましのオカルトに陥らないぎりぎりのラインをキープしていて,読んでいて違和感は感じない.


映画化されたが,この40歳の主人公を元宝塚の天海がどのように演じているのか楽しみである.


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